神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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42.ヤハズソウ

マメ科
8〜10月

 道ばたや山肌によく見かける草で、子ども達がこの草の葉先をひっぱって遊んでいる。その切れ口が和バサミの形に似ているのでハサミグサともよばれるが、ヤハズソウというよりは、ハサミグサとよぶほうがふさわしい感じである。葉のもとに淡紅紫色の蝶形の花をつける。がくは、中ほどまで5つに裂けていて、毛がびっしり生えている。茎はよく枝分かれし、下向きの毛が生えている。

 葉は3枚の小葉からなり、膜のようなうすい托葉がある。果実はがくより少し長く、先がとがり、毛でおおわれている。

 ヤハズとは矢羽根の意味で、葉をひっぱると切れて矢形になるところから名づけられた。

 この草に似て、葉の幅が広く先がハート形にくぼみ、茎には上向きのねた毛があり、果実は、がくよりはるかに長いものをマルバヤハズソウという。
(再度山)
(再度山・1/3)

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