神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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(修法ヶ原・1/10)
43.ガガイモ

ガガイモ科
8〜9月

 山すそで真夏の輝くばかりの日ざしのもと、大きなハート形の葉をつけ木々にまといつくこのつる草に出会う。厚手で大きな葉にひかれ近づいてみると、深い緑の中にうす紫色の綿毛に被われた小さな花を見つけることができる。花は鐘形で5裂し、外へそり返り、内側には毛が密生している。葉の下面は白っぽい緑色で、葉を切ると白い乳液がでる。花の後、先のとがった大きな実ができその中には、5〜6センチの真白い毛のついた平らな種子がたくさんつまっている。これは少しの風にもよく飛び、種子を遠くへ運ぶしかけになっている。
 この種子の毛は、綿の代用品として印肉や針さし等に使う。名のガガとは方言のコガミ(スッポン)から変ったもので、葉の形がカメの甲に似ていて、いもをもっているところから名づけられた。

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