神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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46.オオイヌノフグリ


ゴマノハグサ科 2〜6月 ヨーロッパ

 道ばたでよく見かける草で2月頃から春の訪れを知らせるかのごとく鮮やかな青紫色のかわいい花をつける。葉のつけ根から細長い花柄が出て先に1つつける。4枚の花びらと左右に伸びたおしべが2本と1本のめしべがある。4杖の花びらは離れているように見えるが、花の元の方でくっついている。明るい日ざしのもとで花を開き、夜は閉じる。この花の蜜をすいに虫が集まり、花粉は虫によって運ばれる虫媒花である。風変わりな名前がつけられているが、果実がハート形になりそのようすが犬のふぐりに似ているところからつけられた。

 英名では、花の美しさをとらえ、バードアイ(小鳥の目)とかキャッツアイ(宝石)とよばれている。千葉では、ホシノヒトミ(星の瞳)と呼ぶところもある。この草の仲間に、イヌノフグリとタチイヌノフグリがある。イヌノフグリは、花が小さく、淡紅紫色である。タチイヌノフグリは、オオイヌノフグリとよく似るが、茎が直立し、花柄が短いので区別できる。

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