神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
  前ページへ 目次へ 次ページへ


50.カラスノエンドウ

マメ科
4〜6月
ヨーロッパ


 道ばたでよく見かける草で巻きひげで物にからまりながらのびていく。紅紫色の蝶形の花は葉腋に1〜3個つき、どの花も正面を向いている。茎は方形でざらつく。実は3対から7対の小葉からなる偶数羽状で、小葉は倒卵状長だ円形である。葉軸が巻きひげになって複葉の先端が他の物にからみついていく。果実(豆果)は毛がなく、熟すと黒くなる。関節がないので熟すと裂開し、種子を散布する。子ども達は、この果実の若いのをとって食べたり中の種子をしごき出し、さやだけにして笛を作って遊ぶ。ピーピーと高い音がでるところから「ピーピー豆」と呼ばれている。

 この草のつくりよりすべてにおいて小形の草にスズメノエンドウがある。花は白紫色で、果実には毛があり、さやの中に種子が2個ずつ入っている。草の大小を表わすのにカラスとかスズメとかいう呼び名がよく用いられている。

(桜ケ丘・1/10)
前ページへ 目次へ 次ページへ