神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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54.ヒメジョオン

キク科
5〜10
北アメリカ

 春の終りから秋にかけて、いたるところで見られる生活力の旺盛な草だが、花を1つ手にとって見ると洗練された美しさをもっている。花は、枝分かれした茎の先に小形な白い花を数個つける。下向きに咲かずいつも上向きに咲く。舌状花は白色で、時に紫色を帯びることがある。舌状花は雌性でおしべがなく冠毛もない。

 葉は、やや細長く膜質で両面に毛がある。茎は、やや硬く葉の基部は茎を抱かない。根毛がよくみられるので根のはたらきを見るときに使ったり、茎の構造を見るのにも良い。形がよく似たものにハルジョオンがあるが、ハルジョオンは、頭状花が大きく、つぼみは下を向いている。実の基部は茎を抱き、茎が中空になっているところから区別できる。

 これらの花が咲いている時同じようによく見られるのがオオアレチノギクである。全体が灰緑色で総苞が大きく、下ぶくれで、灰色で舌状花が目立たない。


●オオアレチノギク(下右)
8〜10月
南アメリカ

(箕谷)
(箕谷・1/6) (箕谷)
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