神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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61.カワラナデシコ

ナデシコ科
6〜9月

 野や山で太陽の光につつまれて、可憐に咲く花である。花は、枝の先にまばらにつき、花びらの先は、細かく深く切れこみ、中央には、あずき色の斑点とひげ状の毛がある。淡紅色の5枚の花びらが集まると丸い形にみえる。おしべは10本、花柱(めしべ)は2本ある。

 おしべは、めしべより早く熟すため自家受粉はできない。そのため、蝶により受粉を行う。花は、ナデシコ科の特徴で上から下へ咲いていく(咲き下がり)。茎は、上部の方で枝分かれし、ふくれた節がある。実は、線形で対生。がくは、4センチ近くあり、先は5つに裂けている。がくの下に小さな苞が、6枚ある。さく果は、円柱形で先が4つに裂けている。種子は黒色で、小さくて扁平で丸い。秋の七草の1つであり、薬用にもなる。

(六甲山)

(六甲山・1/4)

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