神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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(鶴甲・1/10)
64.オシロイバナ

オシロイバナ科 6〜10月 熱帯アメリカ原産

 色あざやかなロート状の花を咲かせる。葉は対生で葉のふちにやわらかい毛がある。花びらのように見えるのは、がくが変化したもので花びらは消失している。花びら状のがくの基部は淡緑色で球形の袋になっている。花の色は、赤、白、黄とそれらのしぼり模様もある。夕暮れ時から明け方にかけて咲く夜の花である。そのため、夜行性の蛾が受粉をうけもつ。

 花(がく)の落ちたあと基部の残った袋は果実を包んだまま、肥厚して硬くなり、黒い偽果ができる。その中には白い粉状のはい乳と子葉がある。このような特徴から、この花はいろいろな名をもっている。和名のオシロイバナは、白いはい乳が白粉と似ているところからつけられた。また、フォー・オクロック(午後4時の花)と呼ばれたり、不思議な花(ミラビリス)と名づけられたりしている。

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