神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
  前ページへ 目次へ 次ページへ


(舞子)
76.チガヤ

イネ科
5〜6月


 よく日のあたる道ばたや草地、山地に多い草で白いふわふわした毛をつけた花穂をさわると白うさぎの毛にふれているような感じをうける。緑の葉に包まれて、銀白色に光って見える花穂は美しい。花穂は10〜20センチあり、おしベ2本、めしべが1本ある。小穂が円柱状にかたまってつく。めしべには、2本の柱頭があり、紫色で細長い。小穂は長い柄をもち、他方は短い柄をもっている。若い花穂は、甘味があり、ツバナと呼んで昔は食用にしていたが、現在は、ほとんどしない。葉は細長くて先がとがる。葉身の基部が細く柄のようになっている。節には白い毛がある。地下をはっている根茎は、細長くて白い節がある。根茎を薬用にするがかむと甘い。原野や山地にむれをなしておいしげっている「地になるカヤ」という意味で、むらがりはえるカヤであるところからチガヤと名づけられた。

(舞子・1/10)

前ページへ 目次へ 次ページへ