神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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89.スズメノテッポウ

イネ科
4〜6月


 田や畑のあぜ道や小川のふちに多く生える草で、全体的に柔らかな感じである。
緑色の円柱形の花穂は直立し、小さな花がぎっしりつまってついている。褐色がかった黄色い粉ぶくろがあふれ出す頃、特によく目につく。

 葉は披針形でさや状になり茎を抱く部分は白い膜状になっている。

 子ども達は、この草の花穂をひきぬき草笛にして遊び、ピーピーと出るやさしい音色を楽しんでいる。

 よく似た名前のスズメノヤリ(イグサ科)と同じ仲間にまちがわれるが、“スズメ”というのは、小さいという意味で使われる場合が多い。小さい円柱状の花穂をスズメの使う鉄砲に見たててつけた名前である。

(枦谷)

(枦谷・1/3)

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