神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
  前ページへ 目次へ 次ページへ

91.ヤエムグラ

アカネ科
5〜6月


 家や木の陰で物によりかかって被いかぶさるように生える草で、いたるところに生えている。輪生した8枚の葉が、光を受けとめやすいつくりになっている。上から見るとよくわかる。葉の腋に小さな花をつける。淡黄緑色で4つに裂け、4本のおしべがある。

 葉は、両端がとがる。8枚の葉があるように見えるが2枚が葉で他は托葉である。よく似ているので見分ける方法として、花の咲く枝が出ているもとについている葉が本当の葉である。茎は四角で中空、茎・葉ともに下向きの刺があり、これを他の物にひっかけて伸びる。

 果実は熟すと黒くなり、表面にかぎ状の刺がある。人や動物について繁殖できるしくみになっている。カナムグラ(クワ科)と名前はよく似ているが、全く異なるものである。

 よく茂るようすからヤエムグラと名づけられた。

(箕谷)

(箕谷・1/8)

前ページへ 目次へ 次ページへ