神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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95.カナムグラ

クワ科
9〜10月

 夏におい茂るつる性の草で、野原や道ばたでよく見かける。低木をマントのようにおおうようすから生命力の強さを感じさせる。

 雌雄異株のこの草は、黄色い花をつける。雄株は、円すい状の花穂をつけ、おしべは5本である。

 雌株は、まり状に花をつけ、花被は5つに裂けている。

 葉は掌状に5〜7つに裂け両面はざらつく。茎や葉柄には小さな逆刺があり、ひきぬこうとしてもなかなかぬけない。

 そう果は、レンズ状で微毛があり、表面にうずら状の斑紋がある。

 この草は、カラハナソウといって、以前、ホップの代用としてビールの苦味をつけるのに使われていたものによく似ている。ホップにもよく似る。

 名前の由来は、カナムダラのカナは、鉄で、茎がとても丈夫なことから、また、ムグラは、ぼうぼうと茂るようすを表すのであろう。


(箕谷・1/30)

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