神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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98.ケイヌビエ(上・中)

99.イヌビエ(下)


イネ科
8〜10月

 道ばたや田畑のあぜ道でよく見かける草である。花は緑色で小穂が一方にかたよってかたまってつき、やや下向きになっている。おしべは3本、めしべは1本からなり、小穂には、緑色または紫色の小さな芒(のぎ)がある。葉は長いさやをもち、線形で長さ30センチ内外である。へりがざらつき葉舌(葉身の基部の内側にあるうすい膜のようなもの)がなく、さやは茎をだいている。茎は平たくて細長くざらつかない。基部をのぞいて分枝しない。

 株の下には、ひげ根がびっしり伸びている。食用にならないヒエという意味でイヌビエと名づけられた。よく似たものにケイヌビエがある。イヌビエより大形で紫褐色または濃い緑色の長い芒があり、花穂が黒い毛でおおわれたように見えるので区別できる。小穂にも違いがある。


(箕谷・1/7)

(箕谷・1/8)

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