神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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100.オオオナモミ

キク科
8〜10月
北アメリカ


 道ばたでよく見かける草でオオオナモミという名前よりは、「ひっつき虫」とか「くっつき虫」とか呼ばれており、子ども達に親しまれている。

 雌雄同株であるが雄花と雌花がある。雄花は枝先きに円すい状につき、球形で小さい花がたくさん集まっている。雌花は葉のつけ根にあり、総苞片がゆ着して卵形になっている。

 葉は両面に剛毛がありざらつき、ふちに不ぞろいのきょ歯がある。

 茎や葉柄は褐紫色に染まる。そう果は、雌花の総苞が肥大し(果包とよぶ)、うちに2個の果実を包む。果包は数多く、互いにくっついてつく。表面に毛が少なく、光沢があり、褐色に熟す。刺は密につく。人や動物にくっついて散布される。風邪ひきの解熱や発汗薬として用いられている。

 この草より小型のものにオモナミがある(関西にはまれ)。

(伊川谷)

(伊川谷・1/8)

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