神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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(舞子)
103.ヨモギ

キク科
8〜10月

 野や山でよく見かける草で春先に新芽をつみ草もちにして食べる。春のこころよい香りを運んでくれる草でもある。全体的に白い毛で被われている。春先きのしなやかさに比べて、夏には群生し、頑強で草たけも伸び1メートルを越すものもある。花序は円すい状に枝を出し、それぞれの枝ごとに小さい淡褐色の花が穂状につく。総苞は長だ円状鐘形で毛で被われている。その中の中心に両性の筒状花があり、まわりを雌花(単性)がかこんでいる。両方とも実を結ぶ。キク科にはめずらしい風媒花である。茎をゆするとたくさんの花粉が飛び散る。葉は深く裂けて、下面に白い綿のような毛が生えている。葉をもむと香りが強く、餅に入れるのでモチグサともよばれている。また、葉の裏の毛からモグサを作ることもある。茎は直立し、よく枝分かれする

(舞子・1/9)

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