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お知らせ


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令和3年度1学期終業式校長講話

 

今日、終業式を迎えるにあたり私から皆さんにお知らせすることがあります。それは本校の生徒指導に関する変更についてです。私はこの4月に校長として本校に着任しました。多くの面で生徒の皆さんも先生方も頑張っている、とても良い学校だと思っています。私はこの素晴らしい神港橘高等学校を、さらに高めていくために時代に即したさまざまな改革を行いたいと思っています。その一環として、現在行われている本校の生徒指導の見直しを行いました。それは、より現在の生徒にふさわしい支援体制へと、迅速に変えていかなければならないと考えたからです。また、神戸市教育委員会が策定した「生徒指導の基本的な方針」にも則り、学習権の保障や、さらに丁寧な学校全体での生徒支援体制を構築するために、本校の生徒指導のまずは二つを変更します。

一つ目は、登校謹慎は、原則放課後に行います。

けんかや暴言等で校内秩序を乱した場合は、別室で登校謹慎を行っていましたが、事実を認め反省を受け入れる姿勢を確認したうえで、学習権保障のため授業を受けることを認め、原則として放課後に指導支援を行います。ただし事案によっては特別指導委員会で協議の結果、家庭謹慎となることもあります。

二つ目は、触法行為は家庭謹慎になることがあります。

飲酒、喫煙、万引き、無免許運転等の法に触れる触法行為は、学校の指導の範疇をこえていますので、特別指導委員会で協議の結果、数日間の家庭謹慎となることがあります。法を犯すことの意味を家庭でよく話し合い、その重大性を認識する期間とします。

私が着任して4か月が経とうとしていますが、本校にはそのような触法行為がなく、秩序正しい学校生活が送れていることをうれしく思います。

1859年に『種の起源』を発表し、進化論を提唱したイギリスの生物学者チャールズ・ダーウィンは「生き残る種とは、最も強いものではない。それは、変化に最も適応したものである」と言っています。時代とともに多くのものは変化していきます。もちろん、いくら時代が変化しても変わらないものもあります。変わっていかなければならないものと、変わってはいけないものをしっかり見定めながら、学校としても進化していかなければなりません。

この後、担任の先生から保護者の方に向けた「生徒指導に関する変更」(お知らせ)の文書を渡しますので、持ち帰り必ず保護者の方に読んでもらってください。

これからも進化し続ける神港橘高校であるために、皆さん一人一人が今から始まる夏休みを有意義に過ごし自分自身を高めてください。始業式には一回り成長した皆さんに会えることを楽しみにしています。

令和3年7月20日

校長 山根 修



壮行会激励の言葉

今、それぞれの部活動の選手の皆さんから、試合にかける決意や意気込みを聞かせてもらいました。その言葉の中に、様々な試練を経て獲得した「強さ」を垣間見ることができました。

強い風が吹くと、倒れてしまう木もあれば、びくともしない木もあります。この強さの違いは何でしょうか。私は「根」だと思います。木は、水や養分を求めて根を張ります。環境に恵まれ、水や養分を容易に吸収できる木は、それほど根を張る必要がありません。しかし、例えば雨量の少ない地域などの木は、地下水を求めて地中深く根を張ります。逆境が、結果的にはその木を強くしているのです。

皆さんは、コロナ禍において練習などに様々な制約がかかり、普段とは違う困難に直面してきました。そのような逆境は結果的には皆さんの人生において、深く根を張ることにもつながっているのではないでしょうか。

どうか皆さん、今まで鍛えてきたすべてを出し切ってください。神港橘高等学校全員が皆さんのことを応援しています。この場をお借りして、今まで選手たちを支えてくださった顧問の先生方、保護者の皆様方にも感謝の言葉をお伝えしたいと思います。ありがとうございました。

令和3年7月13日 

 校長 山根 修



コロナ禍における昼食時の注意喚起について

全校生徒のみなさん、おはようございます。日ごろからみなさんがマスク着用や手洗いうがいの励行など、感染拡大防止につとめてくれていることをうれしく思います。今日はコロナ禍における昼食時の注意点について確認をしたいと思います。現在、緊急事態宣言が継続中で、感染に関する不安をもっている人も多くいます。食事中の会話が飛沫感染のリスクとなります。食事中は黙食で、会話時はマスク着用の協力をお願いします。少なくとも緊急事態宣言発令中は、昼食時には放送部による注意喚起の放送も流したいと思います。本来は楽しい会話をしながらの時間ですが、命を守る観点からどうか協力をお願いいたします。

令和3年5月27日

校長 山根 修



令和3年度総体 壮行会 校長講話

それぞれの部活動の、大会にかける熱い思いを聞かせてもらいました。コロナ禍において、ここに至るまでには普段とは違った多くの葛藤や戸惑いもあったことでしょう。しかし皆さんは、お互いに励ましあい、支えあってここまで来ることができました。

 物事には必ず二つの面があります。失ったものがあれば、それと同じく得るものもあるものです。ポーカーの達人は、配られたカードの不満は一切言わず、そのカードの中から勝利を目指すと聞きました。今あるもの、今できることに照準を定めてそこにすべての力を集中してほしいと願っています。試合で苦しい時には今まで皆さんを支えてくれた多くの人たちの笑顔を思い出してください。それは卒業した先輩かもしれません。いつも励ましあった仲間かもしれません。温かい眼差しで見守ってくれている家族かもしれません。きっと皆さんの力になってくれるでしょう。

 神港橘高等学校全員で皆さんを応援しています。健闘を祈ります。                                                                                                  

令和3年5月25日
校長 山根 修





令和3年度 新入生歓迎行事 対面式校長講話

皆さん、おはようございます。六甲アイランド高等学校校長から神港橘高等学校の校長として着任いたしました山根と申します。皆さんとこうして出逢えたことをたいへんうれしく思います。

力を尽くして狭き門より入学された新入生の皆さん、入学おめでとうございます。先輩方の努力によって神港橘高等学校は多くの中学生からの憧れの学校となっています。昨日の入学式で私は「読書習慣を身につけて生涯学び続ける人になってほしい」、「身近な人達に感謝できる人になってほしい」という二つの願いを述べました。私は2年、3年生の皆さんにもそのことを心に銘記してほしいと願っています。

さて、今日は物事のとらえ方についてお話したいと思います。靴の営業の方が二人いました。その営業の方は、同じ地域に市場開拓に行きました。一人は「部長、ここでは絶対に靴は売れません。なぜならば誰も靴を履いていないからです」と報告しました。もう一人は「部長、ここでは絶対に飛ぶように靴が売れます!なぜならば誰も靴を履いていないからです」と報告しました。誰も靴を履いていないという事実は変わりがないにもかかわらず、とらえ方が全く違っているのです。そのとらえ方によってその後の動きと成果は全く違ったものになるでしょう。私はこのエピソードは、たいへん示唆に富んでいるように感じます。

もう一つ、物事のとらえ方についてお話したいと思います。ピラミッドを真横からしか見たことがない人は、ピラミッドは三角形だと認識します。真上からしか見たことがない人は、ピラミッドは四角形だと認識します。しかし、上空から全体を鳥瞰するとピラミッドは四角錐だとわかります。三角形は三角形で正しく、四角形は四角形で一面においては正しいのです。これから皆さんは、物事を考えていくときに、もしかしたら三角形の面しか見えていないかもしれない、四角形の面からしか見えていないかもしれないという視点も必要かもしれません。一面からだけではなく、物事の全体像をとらえることを意識することは大切なことです。

昭和の教育哲学者の森信三先生は「人間は一生のうち、逢うべき人には必ず逢える、しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」と仰いました。逢うべき人とは絶妙のタイミングで出逢えるのです。同じ時代を生き、同じ学校で学ぶという奇跡のような出逢いをした皆さん、どうかここ神港橘高等学校で、ともに学び、ともに励ましあい素晴らしい時間を過ごしてください。

令和3年4月9日

校長 山根 修




令和3年度 入学式校長式辞

ここ会下山の地に吹き渡る風にも春の暖かさを感じる今日の佳き日に、ご来賓、保護者の皆様のご臨席を賜り、第六回入学式を挙行できますことを厚くお礼申し上げます。

ただ今、入学を許可しました新入生の皆さん、力を尽くし狭き門よりここ神港橘高等学校にご入学、誠におめでとうございます。教職員を代表し、心よりお祝いを申し上げます。これからの神港橘高等学校の歴史を刻むのは皆さんです。そのような皆さんに、私が期待することを二つ述べたいと思います。

まず一つ目は、高校三年間で読書習慣を身につけることです。読書は勉学の基本であり、人間修養の土台でもあります。読書によって身につけた豊かな語彙力は、深く厚みのある思索を可能にします。自分では思いもよらなかった考え方や表現、生き方に接することで、多面的で大局的な視点を養うことができます。

最初は一つの点が二つの点となり、その点と点がつながり線となり、面と面がつながり立体となっていくのです。日進月歩の世の中では、生涯にわたり学び続けることが今以上に大切になります。今から三年間で身につける読書習慣は、生涯学習を支える土台となるでしょう。生涯にわたり、学び続ける人になってください。

次に二つ目は、身近な人に感謝することです。身近な人が自分にしてくれることが、身近すぎて当たり前だと思っていないでしょうか。朝、目が覚めると食べるものがあること。夜、暖かい布団の中で眠れること。こうして高等学校に通えること。これらは決して当たり前のことではありません。有り難いことなのです。

息を三十秒間止めただけでも空気がどれだけ有り難く、正常な心肺機能がどれだけ有り難いかが実感できます。生きている、健康である、普段当たり前だと思っていることだけでも、そこにはただごとではない幸せがあります。人間は自分が恵まれていることに案外気づかないものです。同じものを見ても、不平不満の目で見れば石ころになり、感謝の目で見れば、かけがえのないものになるのです。不平不満が頭をもたげてきた時に、自分は今、感謝の気持ちが足りないのではないかと自問自答する習慣を身につけてください。その習慣を身につければ、自ずと円滑な人間関係を構築することができ、人との絆を深めていくことができるのではないでしょうか。

人間社会で大切なことは、コミュニケーション能力です。そのコミュニケーション能力を伸ばし磨く場は、最初は大きな舞台ではありません。まずは一番身近な家庭であり、いつも通う学校です。自分が関わる身近な社会の中で、ささやかなことにも感謝できる豊かな感性を培い、感謝の気持ちを言葉にして伝えることができ、笑顔で接することができるようになれば、三年後には人間的にひとまわりも、ふたまわりも成長しているでしょう。根を切ると木は枯れます。自分の根である身近な人達を大切にするする人になってください。

私は皆さんの入学に際し「高校三年間で読書習慣を身につけて、生涯にわたり学び続け成長し続ける人になってほしい」、「身近な人に感謝して、人間的に成長してほしい」と二つの願いを述べました。どうか心に銘記して、これからの高校生活を過ごしてください。

保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。私ども教職員一同、この喜びをともにすると同時に、その責任の重さに身が引き締まる思いです。今後、本校教育へのご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

新入生の皆さん、今までの自分よりも成長した自分になろうと本気で考えて、高校三年間を過ごせば、必ず成長できます。今日、この瞬間から心のスイッチを入れて、しっかり見ることを意識し、しっかり聴くことを意識し、しっかり考えることを意識して二度とない今という瞬間を大切にしてください。皆さんの目の前には、前途洋々たる未来が広がっています。ここ神港橘高等学校で、皆さんが充実した高校生活を送ることを心から願い、私の式辞といたします。

令和三年四月八日

神港橘高等学校 校長 山根 修