メニュー

学校紹介須磨翔風高校(総合学科)の特色本校のキャリア教育卒業生の進路・卒業生の声行事予定学校生活部活動・生徒会 など中学生のみなさんへ卒業生のみなさんへ保護者のみなさんへアクセス・問い合わせ

気象警報発表時の対応

判断基準は以下の通り。 (「NHK」または「サンテレビ」(他局は不可)のテレビ放送のみ。)

<参考> NHK気象情報  気象庁発表神戸市区域気象警報
. 「神戸市」(「兵庫県南部」「阪神」と表現される場合も含む)に「暴風」「大雨」「洪水」「大雪」「暴風雪」の警報が発表された場合
(1) 6時30分現在、警報発表継続→自宅待機
(2) 8時30分現在、警報解除→10時30 分より3限目以後の授業を行う。
(3)10時30分現在、警報解除→13時より午後の授業を行う。
(4)10時30分現在、警報発表継続臨時休業

2. 定期考査期間中に上記の警報が発表された場合(改訂:平成24 年10 月)
(1) 6時30分現在、警報発表継続→終日休業
(2) 終日休業になった場合は、当該考査は考査最終日の翌授業日に実施する。

●神戸市以外から登校する生徒で、自分の居住する市町域に警報が発表されている場合は、上記の基準を準用する。
●始業後に上記の警報が発表された場合は、生徒の安全を考慮して対応する。

 

レインマップこうべ250

構成的グループエンカウンター(SGE)とは何か


1 歴史と定義
グループエンカウンターとは「集中的なグループ体験(intensive group experience)」のことです。1970年代後半、日本において國分康孝・久子らによって「構成的グループエンカウンター(Structured Group Encounter;略称SGE)」と命名され、実践され始めました。
 SGEは、ふれあい(本音と本音の交流)と自他発見(自他の固有性・独自性・かけがえのなさの発見)を目標とし、個人の行動変容を目的としています。
 SGEは、哲学では実存主義(「いま・ここ」を問題とする)、プラグマティズム、論理実証主義を、理論的にはゲシュタルト療法をはじめとしてカウンセリングの主要理論を背景にもっています。

2 SGEの原理
 SGEの原理は以下のものです。
①本音に気づくこと
 気づいた本音を表現し、他者の本音を受け入れる。本音とは、あるがままの自分のことです。
②SGE体験を構成すること
 構成とは、エクササイズをはじめとする枠を介して自己開示を促進すること。エクササイズは参加者の心理面の発達を促す課題です。心理面の発達とは、感情体験の幅を広げること、認知の修正・拡大を行うこと、そして反応・行動の柔軟性を高めることを意味しています。エクササイズは自己開示の誘発剤になり、自己開示はリレーションを形成することになります。
③シェアリング
 シェアリングは、認知の拡大・修正をねらいとしています。認知とは、見方・受け取り方・考え方のことです。

3 SGEの下位目標
SGEの下位目標となるのは、①ふれあい、②自他発見です。
①ふれあい
 ふれあいとは、本音と本音の交流を意味します。また心と心の通い合う出会い(人間関係)のことです。本音とは、体感(experiencing)、または「あるがままの自分(真の自分)」のことです。
 本音と本音の交流をするためには、本音に気づく必要があります。本音に気づくための方法は、まずメンバーが自分の感情を意識化することです。
 気づいた本音を表現・主張するためには、暖かくて受容的で自由な人間関係(リレーション)が基盤となります。したがって、SGEワークショップのオープニングは、リレーション形成のためのエクササイズが中心になります。
②自他発見
 自己発見とは、「胸にぐっとくるような自己への気づき」のことです。自他発見とは、自他の固有性・独自性、すなわちかけがえのなさの発見のことです。ふれあえばふれあうほどに、自他の違いやかけがえのなさがはっきりしてきます。つまり、関係性の中で自覚されます。さらに、ふれあえばふれあうほどに、これらの違いやかけがえのなさが共感され受容されます。

4 SGEの目的
ふれあいと自他発見は、結果として参加メンバーの行動変容につながります。ここでいう行動変容とは、①ある特定の感情へのとらわれ(例:劣等感)や、②ある特定の思考へのとらわれ(例:夫唱婦随や子育ては妻の役割であるという思い込み)、③ある特定の行動へのとらわれ(例:権威主義的な行動パターン)から脱却するということです。

5  構成的グループエンカウンターの方法
①枠を与えることで自由になれる
 構成的グループエンカウンター(SGE)における「構成」とは、「枠を与える」という意味です。SGEには「グループのルール」「グループサイズ」「グループの構成員」「時間制限」「エクササイズをする際の条件」という主たる5つの枠があります。
 では、なぜ枠を与えるのか、その理由は次の通りです。
1) 参加しやすいエクササイズから始め、メンバーの心的外傷を予防する。
2) ワークショップの初めはエクササイズの時間を短めにし、のれない人に配慮する。
3) グループサイズを小グループから始め、段階的にリレーションをつくる。
4) エクササイズを、気持ちのゆさぶりの浅いものから深いものへと配列し、ワークショップの目標達成をステップ・バイ・ステップにする。
5) SGEを効率的かつ効果的に進める。
6) リーダーやメンバーの持ち味を生かす。

②SGEの進め方
 SGEには、進めるうえで欠かせない以下のような4つの原則があります。
1)インストラクション
 まず、導入時にリーダーが行うインストラクションです。これはエクササイズのねらいや内容、留意点などを説明することです。
 このとき、板書したり、リーダーがやってみせたり(デモンストレーション)して伝え方を工夫します。メンバーは「なるほど、この程度にやればいい」とエクササイズをイメージすることができ、回避反応(抵抗)を軽減することができるます。また、やってみせてくれたリーダーに親しみを感じ、メンバーとリーダーのリレーションも深まります。
2)エクササイズ(課題)
 エクササイズとは、心理面の発達を促す課題です。メンバーはリーダーの指示でエクササイズに取り組まなくてはならないが,パスする自由もあります。
 エクササイズの種類は「自己理解」「他者理解」「自己受容」「自己表現・自己主張」「感受性の促進」「信頼体験」の6つです。
3)シェアリング
 シェアリングは、エクササイズに取り組んだあとに行うもので、「エクササイズをして感じたことや気づいたこと」を語り合い、共有し合います。
 同じエクササイズを体験しても、個人差があることを確認することができます。また、認知の拡大や認知の修正が起き、自己発見のきっかけとなります。
4)介入
 介入とは、リーダーの割り込み指導のことです。ねらいからはずれた行動が見られたり、心的外傷のおそれがあると感じたら、介入して軌道修正します。そのため、リーダーはメンバーの動きや話の内容を大筋で把握している必要があります。

③リーダーの役割
 リーダーはプログラムの推進者であり、メンバーの依存・模倣の対象です。その主たる役割は、「インストラクション」・「プログラム構成」・「観察・介入」です。
 ワークショップ中は、メンバー全体や個人の様子を観察したり、情報収集したりして理解に努めます。特に、のれていないメンバーや落ち込んでいるメンバーがいたら、プログラムを構成し直し、より状況にあったものにしていきます。ワークショップ中に起こった問題は、集団の中で解決していくのが基本です。
 また、リーダーは出会いの自己紹介やデモンストレーションなどを自己開示的に行い、メンバーとの感情交流が深まるよう心がけます。エクササイズを実施する際は、ねらいや内容、留意点などを適切にメンバーに伝えます。このようなリーダーの立ち居振る舞いに、メンバーは安心してエクササイズに取り組み、目的を達成することができます。リーダーは、常にメンバーの模倣と依存の対象です。

6 高校生にとってのエンカウンター体験とは
 高等学校において生徒の人間関係作りを支援するのは、生徒がその後の人生において社会適応していくために必要なことです。社会人として、どうしても欠かせない能力の一つが対人関係能力だからです。
 対人関係能力の一つが「コミュニケーション能力」です。この能力は、机上の学習では身につかず、「体験学習」が必要になってきます。これを支援するものが、構成的グループエンカウンター(SGE)です。

①自分のよさを確認する
 高校生の時期になると、自尊感情が下がってきます。自尊感情が低い子どもは、自分の言動に自信がもてなかったり、投げやりになったりします。
 中高生になると、自分の欠点や足りないことが見えてくるから、このように感じるのは自然なことでもあります。しかし、だからこそ自分のよさに目を向けさせることが重要なのです。

②大人への入り口
 大人になるまで長年自分の心に秘めてきた思いは、しこりのようになって、知らず知らずのうちに自分の対人関係に影響を与えていきます。母親から「よい子であること」を期待されそれを遵守しようとしてきた子どもは、言いたいことがいえない大人になったり、身動きが取れなくなり不登校や引きこもりに陥ることがあります。また、他者から攻められないように生きてきた子どもは守りの人生になり、それを崩そうとする相手に対して攻撃的になります。いずれも「生きにくさ」を感じている大人です。
 「自分や友達のことを知る(自他理解)」・「自他の心の思いを感じることができる(感受性の促進)」・「自他を信頼する(信頼体験)」・「自分の考えを主張する(自己主張)」・「自己の役割をこなす(役割遂行)」といったことを通して、自己を受け入れ、他者を愛せるような人になること。これを高校時代にSGEによって体験的に学ぶことができれば、「対人関係能力」の基礎力がつくのです。
③確実な人間関係づくりの基礎
 例えば、「印象を語る」というSGEのエクササイズで、互いに相手をどう感じているかを言ってもらいます。すると「よく思っていてくれることを、初めて知って安心した」ということがよくあります。日常の中では確認できていないのです。SGEを通して、確実な人間関係づくりの基礎を築くことは、高校生の発達課題の一つであります。


7 SGEよくある質問
①やりたくない生徒がいた場合はどうするか
 「やりたくない」という子どもがいる場合の対処法としては、「ありのままを受け入れることが大切である」というのが答えになります。
 インストラクションの中で、教師は「やりたくなかったら、やらなくてもいいよ」と言葉をかけることが大切です。
「やりたくない」と意思表示をした子どもがいたら、まず教師は、その子どもが自分の意志を表明できたことを認めることが大切です。そして、エクササイズには参加しなくても、何かの役割をしてもらうとよいでしょう。例えば、時計係とか、文書を配るときに手伝ってもらうなど、教師のアシスタントなどとして参加を促してみます。それにも抵抗がある場合には、「見学していてもいいよ。でも、みんなの様子を見ていて、後でその感じをみんなに教えてね」と話します。
参加しない子どもたちは、「どんなことをするのだろう?」「なんか恥ずかしいな」など、「やってみたいけど、やりたくない」という気持ちを持っていることがよくあります。みんなの様子を見ているうちに「こんなに楽しそうなら、次回は絶対に参加するぞ」という気持ちに変わってくる場合もあります。もしも参加したそうな表情が見えたときは、途中でも「参加してみる?」と促すことが大切です。
また、シェアリングのときには、「見学していた自分」についてふり返ってもらうとよいでしょう。そのときに「やりたくなかった自分」について見つめ、自己発見があれば、エクササイズに参加はしていなくても、本人にとっては有意義な時間であったといえるし、「次回は参加してみようかな」という意欲につながります。「やりたくない」気持ちを尊重することは、子どもたちが安心して参加できるということにつながります。強制的にエクササイズに参加させられると、SGEが苦痛になってしまい、いつまでも参加しない状態が続くことが予想されます。

②自己開示でダメージを受ける子はいませんか?
 エクササイズやシェアリングの中で、楽しくない体験、嫌な体験、傷ついた体験、ショックを受けた体験をする場合があります。また自己の内面への洞察が進み、心が大きく揺り動かされて一時的に不安定に陥る場合もあります。
 これらに対し、SGEでは枠を設けてダメージを防いでいます。「ダメージ」とは心的外傷のことです。ダメージを防ぐために教師がすべきことは、次の3点です。
1)エクササイズ実施前の配慮
 SGEでは、そのときどきの気持ちを率直に、正直に、無理をしない程度に言葉にするようインストラクションします。体験を重ねていくうちに、自然に深い本音が語られるようになります。しかし子どもの場合、いきなり本音を出しすぎて、相手を傷つけてしまったり、自分が傷つく場合があります。そこで、話内容や言い方のルールを決めておく必要があります。また本音と本音の交流であるから、相手の言葉にショックを受ける可能性があることを事前に伝えておきます。SGEでの体験はその場のこととして心に収め、他へ持ち込まないことをおさえておきます。
2)エクササイズ中の配慮
 子どもたちをよく観察し、落ち込んだ様子の生徒を見逃さないことです。心に引っかかっていることがあれば、素直に自己開示するよう促します。
 表現した生徒に対しては、自己開示の勇気を支持します。話したことが肯定的に受け止められることで、その生徒はある程度、気持ちの動揺を鎮めることができます。場合によっては、その後、エクササイズに参加しないことも認めます。このような介入が、自分への気づきを促すことになります。
 このとき、同じことを言われても落ち込む子どもと落ち込まない子がいるのは、相手の言葉に対する受け取り方が人によって異なるからです。教師がリフレーミングして違う受け取り方があることを示してやるとよいでしょう。
3)エクササイズ終了後の配慮
 SGE終了後、自己開示しすぎた自分を後悔したり、言い過ぎたことを自己嫌悪したり、思わぬ友達の一面を発見して嫌悪感をもったり、もうSGEはやりたくないという感情をもったりすることがあります。これは、直後ではなく日をおいてから感じることもあります。
 そこで、シェアリングだけではなく、振り返り用紙に書かせることで、子どもの気持ちを十分に引き出させます。内容によっては、アフターケアが必要になります。


③ゲームとの違いは何ですか?
構成的グループエンカウンター(SGE)とゲームの違いは、「心を育てる」というねらいの明確さです。ゲームは、面白く楽しめることが最大のねらいで、勝敗やスピードを競うことも大きな要素です。
一方、SGEは、エクササイズを通して好ましい人間関係をつくり、心を育てていくというねらいをもっています。エクササイズの目的は「①自己理解」「②他者理解」「③自己受容」「④自己表現・自己主張」「⑤感受性の促進」「⑥信頼体験」の6つに分けられます。
シェアリングの存在も、ゲームとSGEを分ける大きな特色です。シェアリングとは、エクササイズでの体験を振り返り、感じたことや気づいたことを表現したり伝えあったりする活動のことです。この活動をすることで、子どもたちは新しい自分を発見したり、他者への理解を深めたりして、エクササイズのねらいを達成していくことになります。

絵文字:虫眼鏡 エクササイズ例 【友達づくり(質問ジャンケン)・友達の輪を広げよう】.pdf


 

キャリアセンターのページに戻る

 トップページに戻る