早いものでもう3月。
発表会が終わり、隣の保育室にお雛様を出してからというもの、
コマ回しや製作、絵を描く時にもお雛様に見守られながら
隣の保育室で過ごす時間が多くなりました。
女の子の健やかな成長と幸せを願うひなまつり。
日本の伝統や風習、風情が詰まったひな人形。
ひとつひとつの飾りの意味を知れば知るほど、大好きになっています。
♪明かりをつけましょぼんぼりに~♪歌いながら見ていくと。

「あ!ぼんぼりってあのやつ?」「電気かな?」
「お花の絵が描いてる」「飾ってるのが桃の花?」
「手になんか持ってる。なんやろ?」「帽子、長いな」
見れば見るほど、知りたくなります。
右大臣と左大臣の人形の意味は、
「女王バチを守ってる門番とかと一緒やな☆」とすぐに理解しました。
特に、一番関心を示したのが、掃除道具を持つ、
表情豊かな仕丁3人の中の怒りの表情の人形でした。
「なんか怒ってる人いる!」「掃除はしたくないよーって怒ってるんちゃう?」
「オオスズメバチの門番が女王様に怒ってるのと一緒や」と、
自分たちの知り得る知識や経験してきたことから推測しています。
(特に今は、友達と共有しているマーヤの世界観の中で置き換えて
考え合おう、分かり合おう、とすることが多くなっています。)
『”笑い・怒り・泣き”などの気持ちが
いつも素直に出せるように。感情豊かに育ってほしい』
という願いが込められていると知り、「そういうことか~」と納得。
そして、食いしん坊のあおぞら組は、下二段の道具類全てが
どうしても食べ物関連に見えてしまうのですが、
本当の意味を伝えていくと「なるほど~!」
「やっぱりそう思っとった!」と、ちょっと知ったかぶりをしながら、
知らないことを知る楽しさを感じていました。
小学校でもこんな風に、自ら関心を持ち、
興味を深めていける学習が経験できるといいですね。

毎日お雛様を見ながら、3月3日を楽しみにお雛様飾りを作っています。
みんなであられを食べて、お祝いしたいと思います。
早いもので、修了に向けて準備を始める時期となりました。
お別れの日までに、年長組として継承してきた太鼓を
うさぎ組に引き継げるよう、張り切って音を合わせています。
一年を通して楽しんできましたが、今の時期の音や姿勢から、
遊びを通して随分と体幹が鍛えられてきたことが分かります。

「ヤ!」手を上と前に、直角に。

「腕を耳の横で。しっかり伸ばして、いい音が出るように」と
それぞれが意識して取り組んでいます。
うさぎ組を招待して聞いてもらいましたよ☆

みんな張り切っていて、真剣です。
「あおぞら組さん、すごかった!」「すごい音だった」と、
自分の言葉で感動を伝えてくれるうさぎ組の言葉を嬉しそうに聞いていました。
その後、うさぎ組の鳴子の踊りも見せてもらい、途中からセッションもして、
最後は「踊るの上手だったよ」と、ペアの友達とホメホメ大会。
「次はお家の方にも見せたい!」と
張り切っているので、実現させたいと思います。
なお、緊急事態宣言は解除となりましたが、
当面はこれまでの感染拡大防止の取組が継続されることとなりました。
今後の見通しについては、詳しいことが決まり次第、お伝えさせていただきますので
引き続き、ご協力をお願いいたします。