玉津中学校教育理念「仁恕」とは…
昭和46年当時、神戸市教育委員長であった木戸只一先生が思いを込めて、「玉津中学校の心のよりどころ」として示されたことばです。
昭和46年7 月6 日「仁恕」の碑の除幕式で木戸先生は、
「仁というのは、互いになかよくするということです。友どうしがいたわりあい、なかよく人生をおわっていく、これが仁です。恕というのは、他人を思いやることです。つまり、友だちの悲しいときには自分も悲しんであげ、友だちの喜びには自分も心から喜んであげるのです。また、友だちが失敗してもゆるしてあげる、こういうのが恕なのです。この仁と恕のふたつができたら最高ですが、そんなすばらしい人はこの世の中にはなかなかおりません。だから、あなたがたはひとつだけでよいから行いに心がけてください。仁ひとつでもよいし、恕ひとつでもよいのです。どちらでもよいから、広くおもいやりの心をもって、人さまに接してあげられる人になってくださればありがたいのです。」
と語られました。本校は、この教えをいまも大切にしつづけています。
「仁恕」は「校訓」をも包括する、本校の「教育理念」です。
本校はこの「仁恕」のもと、「自他を大切にし、思いやりのある心豊かな生徒の育成」を奨めていきます。