訪問教育部
肢体の障がいの程度が非常に重く、通学が困難な小・中学部児童生徒のため、昭和45年友生養護学校に開設され、昭和51年から垂水養護学校に移設された。指導室は、兵庫区平野小学校内に設置され、神戸市全体を校区として訪問指導に当たっている。平成9年4月に高等部が設置された。平成24年12月に指導室は元町北会館に移転した。また、平成23年4月には重症心身障がい児 ・者療育施設である社会福祉法人「芳友 にこにこハウス療育センター」に入所している児童生徒のための学級が新設され、訪問教育部は在宅児童生徒の「みどり学級」と入所児童生徒の「にこにこ学級」の2学級制となった。本年度は、小・中・高あわせて18名の児童生徒が在籍し、9名の教職員で指導している。
みどり学級
1.みどり学級(児童・生徒の家庭へ訪問して行う個別指導)
| | 対象:小学部、中学部、高等部(各学部・各学年共通) |
| | 事項:自立活動、教科・領域を総合的に合わせた内容 |
| | 315・210単位時間(3×3×35=315)(3×2×35=210) |
ア.児童・生徒個々の障害や、その日の状態、学習能力等の実態に即した指導計画を立てて実施する。
イ.指導内容としては、自立活動をはじめ教科領域を総合的に合わせた内容を実施する。
ウ.授業は1週2日、1日3単位時間(1単位時間40分)とし、年間35週を原則とするが、個々の児童・生徒の障害の実態からみて可能なものについては、1週3日、1日3単位時間程度実施する。
エ.1日3単位時間の指導中に休息を含みながら、児童・生徒の疲労や過重負担をきたさないよう配慮する。
オ.夏期休業中に数回、健康観察や連絡等のために訪問する。
◎スクーリング(集団学習)と交流学習
ア.本校の行事に参加するスクーリング
・入学式、卒業式、体育会、学校祭、各学部のキャンプと修学旅行、自立活動集中実践講座、その他の保健行事、整形相談等
イ.訪問教育部独自で計画し実施するスクーリング
・みどりの集い ・夏のスクーリング
・秋のスクーリング ・お別れスクーリング
・個々の児童・生徒の実態に応じた個別の校外学習
*スクーリングは保護者も同伴で参加する。
◎交流
ア.訪問の代わりに、定期的に本校の授業に参加して交流する(希望者)。
イ.地域の小学校・中学校の行事等に参加して交流する。
にこにこ学級
2、にこにこ学級(施設へ訪問して行う個別・集団指導)
| | 対象:小学部、中学部、高等部(各学部・各学年共通) |
| | 事項:自立活動、教科・領域を総合的に合わせた内容 |
| | 210単位時間(1×6×35=210) |
ア.児童・生徒個々の障害や、その日の状態、学習能力等の実態に即した指導計画を立てて実施する。
イ.指導内容としては、自立活動をはじめ、教科領域を総合的に合わせた内容を実施する。
ウ.授業は1週6時間、1単位時間(1単位時間50分)とし、年間35週実施する。
エ.指導中に休息を含みながら、児童・生徒の疲労や過重負担をきたさないよう配慮する。
オ.夏期休業中に数回、健康観察や連絡等のために訪問する。
◎行事
ア.本校の行事
・入学式、卒業式、学校祭、自立活動集中実践講座等
イ.にこにこ学級の行事
・新入生お祝いの集い、はじめの集い、体育会、校外学習、デイキャンプ、
修学旅行(日帰り)、にこにこ祭り、おたのしみ会、卒業を祝う会