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| 40.サラサヤンマ Oligoaeschna pryeri |
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| 写真2-53.サラサヤンマ.西区櫨谷町.1994.4.30. 羽化.(山本哲央氏撮影). |
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分布:神戸では限られた場所でしかそのすがたをみることができません.記録は,北区道場町,淡河町,山田町,金剛童子山,西区押部谷町,櫨谷町などです.いずれの産地も規模が小さく人の手のほとんど入っていないところで,他の湿地性種と同様,開発されるとすがたを消します.
生態:本種は湿地,湿地化しつつあるような池の浅いところ,または水のしみ出しているような山道の脇などに生息する種です.道場町,淡河町,山田町の各産地は湿地状の環境で,櫨谷町では,池の谷尻の方にある,泥がたまり,ヨシの生えたようなところで羽化殻や羽化している個体がみつけられています.幼虫の発見がむずかしい種で,全国をみわたしても今までに数えるほどしか報告がありません.筆者も,高知県や静岡県の多産地では生きた幼虫を採集したことがありますが,神戸ではまだとっていません.成虫は5月初旬には羽化しているようで,6月はじめに,湿地の上をホバリングしながらパトロールするオスをよくみかけます.メスは水のない土の上などに産卵をします.
形態:ヤンマの中では小型で,腹長41〜47mmです.腹部第1,2節が丸くふくらみ第3節がわずかにくびれた感じで,他種とは簡単に区別が可能です.
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