道ばたに見る春の草たち 広瀬重夫
 アレチノギク/マメカミツレ

写真35 アレチノギクのロゼット葉
2月,灘区.
写真36 アレチノギク
2月,灘区.


■アレチノギク
 アレチノギクのロゼット葉(写真35)には,花の芽を用意した茎がうずくまっています.まもなく立ち上がって花をつけることでしょう.

 写真35のすぐ近くには,すでに茎を立ち上げ花をつけていました.石垣やコンクリートだらけの場所にもささやかな緑が息づいています.

 似たものに,オオアレチノギクやヒメムカシヨモギがありますが,これらは夏に花をつけるので見まちがうことはありません.



<補足説明>
 頭状花は直径5mmほど.とても小さな花がぎっしりつまっています.果実は綿ぼうしのようで,直径1cmほど.汚れた感じの白い色をしています.冠毛の中心の濃く描いたところは舌状花です.子房(種子になる)は大げさに描くと少しひん曲がっています.冠毛をつけたパラシュート状の果実は,冠毛が約3mm,子房が約1mmの大きさです.舌状花筒状花は冠毛を省略して描いています.花のつきかたは総状花序と言われます.



■マメカミツレ
 マメカミツレは道ばたや公園の草地で見かけます.1939年,神戸でみつかったオーストラリア原産の植物です.世界に開かれた港神戸は,帰化植物の見本園みたいです.
写真37(右) マメカミツレ
4月,中央区.

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