アオゲラ 　キツツキ目 　キツツキ科 　全長30cm程度 1996.6.17 育雛 神戸市中央区 　神戸では留鳥として一年中見ることができます．山地から平地にかけての広葉樹林を好み，巣をつくって生活します．日本特産種で，本州と九州に分布しています． 　全長が30cmたらずもある，大型のキツツキです．神戸では類似種はいませんので，この色彩と形で，他のキツツキと間違えることはありません． 給餌，1996.6.17，神戸市中央区 給餌，1996.6.17，神戸市中央区 給餌，1996.6.17，神戸市中央区 巣から飛び去る瞬間，1996.6.17，神戸市中央区 ヒナが顔を出す，1996.6.17，神戸市中央区 ■北川さんの観察メモ 神戸市中央区(1996.6.17）：午前7時前より午後1時30分ころまで撮影する．このアオゲラの繁殖開始時期，産卵時期などは不明．分かっているのは，1月21日に鳴き声を聞いたこと，5月2日ころにさかんに鳴いていたこと，そして6月12日以前に卵は孵化したものと思う．給餌に来たのは9：28，11：40，11：41，11：48，13：30の5回だけであった．親鳥が付近にいないときにヒナが「ジャクジャクジャク」とさかんに鳴いていた．親鳥は，8：35ころに，最初向かいの尾根付近で鳴いていたように思う．ヒナは8：55，9：03，9：05，9：11に鳴き，9：28に親鳥が給餌に現れ，これを撮影した．親鳥の鳴き声を聞き，すぐに給餌に来ると思って待っていたが，このようになかなか来なかった．この間3回ほど近くで親鳥の鳴き声を聞いているのだが...．この鳴き声は親からヒナへ「ここにいる」ことを知らせるためのものなのだろうか？