ボタンのなかま(5月) ボタン科

 5月に大きな花を咲かせるボタンを見よう。私の実家にはボタンの大株がいくつかあり、小さいころから、次々咲く花をよく眺めていました。

1.ボタンのルーツ

 ボタンは中国雲南省あたりが原産地と言われています。私が1999年6月に旅をし、雲南麗紅の3000m地に出かけたときボタンの原種といわれるものをたくさん見ました。花は小さくあまり目立つものではありませんでした。


[ボタンの原種、中国雲南省玉龍雪山、1999.6.28.]

 今は中国のボタンは有名ですが、ボタンよりシャクヤクの方が栽培の歴史は古かったようです。

 日本では奈良時代に渡来し、江戸時代に多くの園芸種がつくりだされました。


 
2.花を見る

[上・右:左近山、1988.5.4.]

[下左:栽培、1998.5.3.]
[下右:栽培、2000.5.7.]

  • 花弁は8枚以上多数です。がくは5枚で、おしべは多数で、やくは黄色です。めしべは2−5あります。
[栽培、1988.5.3−4.]

  • 下の2つの花を比較してみましょう。
[1999.5.4.] [島根県大根島、1999.5.20.]

  • 花は花弁の数がすいぶん多いです。
     
  • そのかわり右上の写真のように,おしべの数がずいぶん少ないものもありますね。

[1988.5.4.]

3.花と昆虫
  • みつを出さないのでチョウなどがみつを吸いにやってきません。多くのやくにつく花粉を食べにハナムグリなどの甲虫類が集まってきます。
[ボタンとハナアブ、右近山、1988.5.4.] [ボタンの花とアマガエル、
1982.5.2.]

4.果実
  • 袋果でたてに裂けて種子を出します。

■シャクヤク・ヤマシャクヤク
  • 宿根草です。シャクヤクは中国北東部原産で、日本でも栽培されています。
     
  • ヤマシャクヤクには花の白いものと、淡い紅色のベニバナシャクヤクがあります。
     
  • がくは3、花弁は5−7枚です。
[シャクヤク、2000.5.21.]
[2002.4.17.]
[ヤマシャクヤクの果実、養父郡大屋町、1997.9.22.]


メニューにもどる