神戸の自然シリーズ8 神戸の蝶
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 26.コツバメ /シジミチョウ科


 翅型、裏面の模様が特異で他にまぎらわしい種はない。雄は雌に比べて翅頂がとがり、前翅表面中室前方に白っぽい米粒型の性標がある。

 低地〜山地の日あたりのよい山道に数が多く、路上の枯れ草や葉上に静止し、飛翔は活発で他の蝶を追う習性もみせる。気温の低い朝は体を斜めにして日光浴をするのが見られる。この習性はナワバリと関係があるという説があるので時刻、天候,気温,性別などをしらべるのも興味があると思われる。アブラナ科の花やアセビ,キブシの花などその時期のいろんな花を訪れる。

 年1回、3月中旬より羽化しはじめるが、4月上旬に多い。5月中旬頃見られなくなる。初夏までに蛹化を終え、そのまま越冬する。

 幼虫はツツジ類の花、未熟な実を食う。他にアカショウマ、ガマズミの花、つぼみ、未熟果からも知られている。


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