神戸の水をまもる魚たち
 

 阪神大震災では、ライフラインが破壊され、水の確保に困った人々が大勢いました。阪神間の人達は、住吉川や近くの川に行って水の確保に努めました。水が飲めないまでも、生活に必要な水は、これらの川の水から取りました。

 もし、この水が飲めたのなら、どれだけ人々の生活は助けられたことだろうと思います。



 昔、山から流れ出た川の水は、透明できれいで、海に流れ下るまで飲み水として使用できたと思われます。しかし都市化が進んで、山間部の水は飲めるとしても、山のふもとから市街地にかけては、いろいろな雑排水がまじり、飲み水としては使用できなくなっています。

 一方、神戸の「水」は、全国的に清水がわき出る都市として知られています。「灘の宮水」や「神戸ウォーター」そして、布引の水は「日本の名水100選」に選ばれています。

 また、ここ十年の間に川に親しんでもらおうと、親水公園が各地にできつつあります。住吉川などは、夏の期間は、家族づれで水遊びや、魚取りでにぎわっています。まさに、神戸市民の憩いの場となっています。

 しかし、「清水」という視点から見ると神戸の川の状況はどうでしょうか。見た目にも「きれいだなあ」と言える川は少ないのではないでしょうか。きれいな水を山間部から山のふもと、そして市街地にまで広げていけたら理想的です。「神戸の川の水は、美しく透明で飲み水にも利用できる。」と全国に発信できたらいいですね。水質が良好な川は、下に書いたように、生き物の数が非常に多いのです。清水に好んですむ生き物の数を増やし、またすむ場所を広げる環境作りが求められます。


■六甲山地のきれいな水に棲む生き物

淡水魚 ナガレホトケドジョウ、アカザ、カワヨシノボリ、タカハヤ、カワムツB型
甲殻類(こうかくるい) サワガニ
両生類 ヒダサンショウウオ
貝類 カワニナ(ホタル)
昆虫類 ヘビトンボ


六甲の源流の水は場所によっては飲むことができます(きちんと水質を調べて飲んでいます)。
どこでも飲めるわけではないので、みなさんはまねをしないでください。


 六甲山の源流から流れる水は、透明できれいで「灘の宮水」や「神戸ウォーター」と呼ばれています。また、山間部を流れる川の水は、場所によって飲むことができ、甘くておいしい味がします。この水を将来にわたって、いつまでも残しておきたいものです。

 ところで、これらの清水には、そこでしか生活のできないいろいろな生き物たちがすんでいます。川の環境をととのえて、これらのきれいな水にすむ生き物たちの生活する場所を広げていくことで、清水の場所も広げていくことができます。

 ここではそんな清水に生活する魚をはじめとした生き物を紹介します。

■淡水魚類
ナガレホトケドジョウ

アカザ

カワヨシノボリ

タカハヤ

カワムツB型

■甲殻類(こうかくるい)
■両生類
サワガニ

ヒダサンショウウオ(福本誠氏提供)

■貝類
■昆虫類
カワニナ

ヘビトンボ