魚の中には、どうしてこんな名前がついたのか、その由来を知りたくなるものがあります。オヤニラミは、その中の代表といっていいでしょう。では、どうしてこんな名前が付けられたのでしょうか?
オヤニラミは、淡水魚の中でも唯一のスズキ科の魚です。名前の由来は、その生態と形態が大きく関わっています。オヤニラミは産卵したあと卵を保護します。他の魚など敵が近づくと、威嚇(いかく)し追い払う行動を見せます。そのようすが真剣そのものに見え、まさに、親が我が子を見守るために、にらみを利かせているように思えます。そのようなところから命名されたようです。
また、地方では、別名ヨツメや、ミズクリセイベイなどとも呼ばれています。ヨツメというのは、えらぶたの後端(こうたん)に本物の眼よりやや大きい縦長の眼状紋(がんじょうもん)があり、えらをふくらませることで、実際の体の外側に偽(にせ)の魚もようを描き出しています。その形から四つ目(ヨツメ)と呼ばれています。また、ミズクリセイベイは、産卵時、胸びれを動かして卵に新鮮な水を送るようすからつけられたようです。 |