神戸の自然シリーズ 専門的な用語の解説 新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ

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 神戸の自然シリーズ「生田川の自然をさぐる」原著に登場する専門的な言葉や意味のとりにくい、難しい言葉を解説しました

 このページの解説は、小学校高学年から中学生の知識を基準に書いていますので、表現をやさしくしているため、一部意味がはっきりしにくくなってしまっているところがあるかもしれません。ご容赦ください。

用語 読み方 意味
悪疫 あくえき 水、食べ物、動物などを通して広がり死者を多く出す伝染病のこと。昔ならコレラやペスト、今ならSARSか。
亜成虫 あせいちゅう カゲロウの仲間では羽があるが目や脚が不完全な時期を亜成虫といい、もう一度脱皮して完全な成虫になる。
暗渠 あんきょ 地下に造った水路。市街地の小さな川に造られることがある。
アントシアン あんとしあん 赤、青など花や果実の色のもとになる色素をまとめたことば。花青素ともいう。
維管束 いかんそく 根から茎へ水や養分が葉の方へ、反対に葉でつくられた養分が茎、根の方へはこばれる管のあつまり。
越冬状態 えっとうじょうたい 低温の冬をほとんど活動せずに過ごすこと。
雄株 おかぶ ヤマモモとかゼニゴケなどのように雄と雌の性が別の体になっていて雄の性を持った方。実はならない。
開渠 かいきょ 地上部をふさがないで、自然な姿のままの水路
外来魚 がいらいぎょ オオクチバスやブルーギルのように外国から日本に持ち込まれた魚。もとから日本にいた魚にとっては迷惑な相手。
街路樹 がいろじゅ 道路に沿って歩道の脇に植えられた木。イチョウ、プラタナス、クスノキなど背の高い木やヒラドツツジ、アベリアのように低い木と組み合わせることもある。
花芽 かが 成長して開けば花を咲かせる芽。葉芽よりふっくらとしている。
過眼線 かがんせん 鳥やカエルのなかまに見られる。眼の前後につづく細長いもよう。例、モズ(雄)は黒っぽい
花期 かき 花が開き、実を結ぶまでの期間とかその季節をさす。
花崗岩 かこうがん 地球上で最も広く分布している岩石で、石英、長石、雲母などの粒の粗い鉱物をふくむ。岩石のもとになるマグマが地下深くでゆっくり冷えかたまって出来た。
仮種皮 かしゅひ カヤの実や、マサキの種子の表面を包んでいる特別な皮。マサキでは赤っぽい色なのでよく目立つ。
花序 かじょ 枝についた花のつき方、配列ぐあい。セリの仲間は傘状、タンポポは頭状。
花被 かひ 花びらとがくをまとめた言葉。がくは一般に緑色をしていて花びらと区別しやすいが、ユリやアヤメの仲間では区別しにくいので花被として扱ってもよい。
花粉 かふん おしべの先にあるやくという、袋の中で作られる。雄の性をもつ粉状のもの。黄色などの色のついたものもある。
果柄 かへい 果実をささえる柄、芽(枝)の一部。
花弁 かべん 花びらのこと。その形、色、大きさ、数、先の裂け方、そして花弁のつき方など植物の分類にとって大切な目じるし。
花穂 かほ 稲、ヤナギ、オオバコのように一本の軸にたくさんの小さな花をつけ穂のようになっているもの。
カロチノイド かろちのいど 植(動)物にふくまれていて、黄、ダイダイ、赤などの色素。クロロフィルと同様、デンプンづくりにかかわる
眼状紋 がんじょうもん ヤママユガやジャノメチョウの羽についた目玉もよう。パッと広げて鳥などを驚かせる効果があるのだろうか?
完全変態 かんぜんへんたい 卵→幼虫→蛹→成虫へと形、大きさ、体のしくみ、暮らし方など変えながら成長し一生を送ること。
帰化植物 きかしょくぶつ セイヨウタンポポとかセイタカアワダチソウのように外国から日本にいろんな方法で入ってきた植物。
気孔 きこう 普通葉の裏に多く、空気(酸素や二酸化炭素)や水蒸気の通る小さな隙間で開いたり閉じたりできる。
偽根 ぎこん 昆布やウメノキゴケなど体を地面に固定する役目の根のようなもの。養分を吸いあげたり貯えたりの働きはない。
気象暦 きしょうれき 気象、天文、潮の満ち引き、生物の移り変わりなどを季節を迫って暦のように並べた
汽水部 きすいぶ 河口のように川の水(淡水)と海の水(潮)の混じったところ。潮の満ち引きでその広がりと深さが変わる。
擬態 ぎたい 多くの動物はなんらかの形、方法でまわりの様子に合わせようとする。ナナフシモドキでは木の枝に見せかけて敵の目をごまかす。
基部 きぶ 葉のつけね。葉先の反対側、その形は植物の種類によって特徴がある。
気門 きもん 昆虫など体に背骨がない動物の呼吸のためのしくみ。蛾の幼虫などの胸や腹の横についた小さな丸っぽいものはよく目につく。何個あるかな?
嗅覚 きゅうかく 動物が臭いを感じること。
吸収根 きゅうしゅうこん 水や養分を吸い上げる根。サツマイモのような太った根は養分を貯える貯蔵根。
峡谷 きょうこく 生田川の滝付近のように、急傾斜で狭くて深く険しい谷
共生 きょうせい 種類の違った生物が一緒に生活すること。お互いが都合の良いこともあれば一方が迷惑なこともあり、幅の広い意味がある。
鋸歯状 きょしじょう のこぎりの歯の様子。植物の葉のふちのようすを表す言葉の一つ。
菌根 きんこん 植物の根に菌類が宿っている。多くの植物にみられる。
菌根植物 きんこんしょくぶつ マツのように菌根をつくる菌と植物とは栄養分や水分をやりとりしてともに利益をあたえあう関係にある
菌糸 きんし カビやキノコの仲間の体を作っている細長い糸状の細胞の並び。胞子が発芽して出来る。
菌糸体 きんしたい 菌糸から出来た体。
空中窒素固定菌 くうちゅうちっそこていきん 例えば、マメ科植物の根に寄生し、空気中のチッソをとらえて栄養分をつくりマメ科植物に与えて共生する細菌。
櫛歯状 くしばじょう 髪をとく歯が両側についているようす
クロロフィル くろろふぃる 植物がデンプンをつくるのになくてはならぬ色素。葉緑素ともいう
群落 ぐんらく ある場所(環境)における植物たちの集まり。例アカマツ・コナラ群落。ヨシ群落
茎葉 けいよう ゼニゴケのように芽と葉の区別のつかないものをさすが、ときには茎と葉をひっくるめて表すこともある。
渓流 けいりゅう 広い平地を流れる川に対し、山間を流れる谷川のこと。
渓流魚 けいりゅうぎょ オイカワ、カワムツ、ヨシノボリなど渓流に住む魚。
口器 こうき 昆虫など背骨のない動物の口の周りにあって噛み砕く、なめる、吸う、捕らえる、支えるなど複雑なしくみになっている。バッタの口の様子をよく見よう。
広食性 こうしょくせい 蛾の仲間クスサンの幼虫のように多くの種類の植物を食べる習性。反対にアゲハの幼虫はミカンの仲間だけで狭食性という。
孔道 こうどう トンネル状の通り道。
口吻 こうふん ヒミズモグラのように突き出た口先の様子。
広葉樹 こうようじゅ カシ(常緑)やサクラ(落葉)のように幅も長さもある広い葉。発芽したときふた葉の植物に多い。
護岸 ごがん 川岸、海岸、池など水ぎわの崩れるのを防ぐ
呼吸孔 こきゅうこう 昆虫などの気門のこと。
混芽 こんが アオキやカキなど冬芽が開くと葉と花が一緒に開く芽。
根茎 こんけい タケのように地中に横たわり根のように見えるが節のある地下茎の一つ。
根粒 こんりゅう レンゲソウの根などに見られるコブみたいなツブツブ。中に根粒バクテリアが住む。
細胞液 さいぼうえき 細胞の中にある袋状のしくみの中に水分や養分を含んだ液。
在来種 ざいらいしゅ 日本に古くから生きてきた種類。ススキ、サクラ、カシ、キツネ、フナ、コオロギなど。外国から来た帰化種に対する言葉。
さく スギゴケなどに見られる茎葉の先からのばした胞子を入れる袋状の入れもの。
産卵管 さんらんかん 昆虫の体の最後尾からのばした卵を産む管。コオロギや蜂の仲間では長くてよく目立つ。
自家受粉 じかじゅふん 同じ株の花どおしの間で花粉のやりとりをすること。イネ、ハコベ、カラスノエンドウなど。
子実体 しじったい カビやキノコの仲間のように胞子をつくるしくみの集まり。→キノコの傘
刺状突起 しじょうとっき ニセアカシヤの枝にあるトゲのような出っ張り。昆虫ではイラガのようにトゲ状の突起に短い針をつけたのもある。
翅脈 しみゃく 昆虫の羽のすじ。羽を支え栄養や呼吸の働きもある。その数や並び具合は昆虫の分類の目じるしになる。
重力式ダム じゅうりょくしきだむ 水や土砂をためるダムでは深くなるほど圧力が大きくなるので底の方に行くほど厚さ(幅)を増す台形の形をしたコンクリートダムの形式。
終令 しゅうれい 蛹(さなぎ)になる前の幼虫でふつう4〜6回の脱皮を終えたもの。
樹液 じゅえき 木の皮や材木の部分に含まれる水や養分などさまざまな物質の液体成分をひっくるめていった言葉。
樹冠部 じゅかんぶ 枝先や梢によって形づくられる木の上の方のようす。
樹形 じゅけい 木全体の姿、形。スギは長い円錐形、カシは扇型、ケヤキは竹ぼうき型。
樹枝状 じゅしじょう 木の枝のような枝分かれのようす。
樹皮 じゅひ 木の幹や枝の外側の皮状のおおい。その色、模様、硬さ、厚さ、剥がれ方は木の種類や年齢で違いがある。自分で樹皮図鑑をつくっては?
受粉 じゅふん おしべの花粉がめしべの先につくこと。おしべの弾力、風、虫、鳥、ときに水などによって花粉が運ばれる。
照葉樹 しょうようじゅ カシ、ツバキの葉のようにてらてらと光を反射させるような葉をつけた常緑広葉樹のこと。
照葉樹林 しょうようじゅりん 例えば、カシ、シイ、ツバキのように、1年を通して緑の葉をつけている木が集まる林
常緑広葉樹 じょうりょくこうようじゅ 照葉樹林をつくっている木
常緑樹 じょうりょくじゅ 葉の寿命が一年以上あって古い葉と新しい葉が入れ替わるので年中葉をつけているように見える。マツ、スギ、シイ、ツバキ、アオキなど。
常緑つる性 じょうりょくつるせい 一年を通して葉をつけているつる植物。例、テイカカズラ、キヅタなど
触肢 しょくし クモやダニの仲間の口の近くにある昆虫の触角のようなもので脚がヒゲ状に変わったもの。雄のクモでは仲間を増やす大切な仕掛けがある。
植生 しょくせい ある場所の植物たちの集まり。めったにないが人の働きを受けていないときは、自然植生という。
食物連鎖 しょくもつれんさ 生物の間の食べ物を巡ってのつながり。文字どおり、ひとつながりというわけではなく複雑な網目でもある。
植林 しょくりん 木材を得るとか、災害を防いだり景色を良くするとかの目的で木を植えること。六甲山ではマツ、ヒノキ、クスノキ、ニセアカシヤ、ヤシャブシ、カシなどがよく用いられた。
植林地 しょくりんち 例えば六甲山地の神戸市分では合計すると約23kuの土地に約700万本も植えられた。大変な苦労だ。
触角 しょっかく 昆虫など節足動物の頭の先について臭い、空気の振動などを感じる。その形、節の数などは種類を見分ける大切なポイント。
針葉樹 しんようじゅ マツのように針のような葉や、ヒノキのように小さいうろこ状の葉の集まりをつけた木。
水質階級マップ すいしつかいきゅうまっぷ 物理・化学的に、また生物的なものさしで水の性質や汚れぐあいをランクづけしたもの
吸蜜 すいみつ 花や果実、ときに葉の付けねなど蜜をためたしくみから虫や小鳥などが蜜をとること。その時ついでに花粉が運ばれていく。
垂蛹 すいよう ルリタテハやジャノメチョウのように体の一端を枝などに固定し頭を下に垂れてぶら下がりの姿勢をしたもの。
精孔部 せいこうぶ 卵の膜にある細いジョウゴ型の穴のある部分。受精のとき精子の通る道。
生殖補助器官 せいしょくほじょきかん 例えばクモの触肢のように仲間を増やすためのしくみの補助をする。
生物相 せいぶつそう 同じ場所に生きている生物たちの集まり。漠然とした言葉だが環境によって大きく違ってくる。
腺毛 せんもう 葉をはじめ植物の体のあちこちにある毛の一種でモウゼンゴケのように先が膨らんでいてねばい液を出す。
前蛹 ぜんよう 蛹になる直前の脱皮を間近にした成熟しきった幼虫のこと。
蘚類 せんるい 体はかんたんな根と茎、葉そして胞子をつけるところからできている。例、ゼニゴケ、スギゴケ
雑木林 ぞうきばやし アカマツなどの針葉樹、カシやコナラなどの広葉樹、低い木や草本も多い。人とのかかわりの多い林だが、自然のなりゆきにまかせば、いずれその土地にあった植物へと変化していく。
双翅目 そうしもく ハエやガガンボの仲間のように膜質の前羽が一対あるが後ろ羽は退化、変形して飛ぶときの体のバランスをとる道具になっている仲間。
そう生 そうせい ススキやヤブランのように根元近くから茎や葉がたくさん斜め立ちして集まり生えている様子。
総苞片 そうほうへん 花のすぐ下にあって、うろこ状に並びついている葉の変形したもの。
草本層 そうほんそう 林床(りんしょう)といって林の地面近くに生えている草やまだ幼い木などをひっくるめていった言葉。5階建ての建物で言えば2階にあたる。
溯上 そじょう 産卵や成長のため海と川を行き来する魚(回遊魚)が海から川の流れに逆らって上流へ向かってのぼること。
溯上魚 そじょうぎょ アユ、ヨシノボリ、ウナギなど海と川を行き来する魚。それをしないものは淡水魚。ではフナ、ドジョウなどはどちらですか?
そで群落 そでぐんらく 林のふちでネズミノオ、ヨモギ、イタドリ、ススキなどの草たちが帯状に取り巻いている部分。
疎林 そりん やせ土、自然の災害、人の手の入りすぎなどで木立がまばらになっている林。
対生 たいせい 節から小枝や葉が向かい合ってついていること。互い違いの時は互生という。
対生葉 たいせいよう ホトケザのようにシソ科の草やネズミモチなどモクセイ科の木など。
堆積 たいせき 小石、砂、粘土、火山灰、腐植などが水や風で運ばれ低い平地や水底に積もっていくこと。かたまればたい積岩の仲間になる。
帯蛹 たいよう アゲハの蛹のように体のはしを枝などに固定し胸のあたりと枝を糸で巻きつけ斜めの姿勢で羽化を待つ。
多足類 たそくるい 読んで字の如くとはこのこと。ゲジ、ムカデ、ヤスデなど体の節と脚の数のおおい仲間のこと。嫌ってはいけません。分解者としてとても大切です。
脱皮殻 だっぴがら 昆虫などの節足動物の仲間の体はキチン質という硬い殻で覆われているので成長のためにそれを脱いだ後の殻。
多肉葉 たにくよう デンプンをつくったり、水を貯える葉のしくみがぶ厚い葉。きょくたんな例はサボテン
多年性つる植物 たねんせいつるしょくぶつ ヤマイモのように地下に養分をたくわえたものから芽を出しつるを伸ばしていくつる植物。
単為生殖 たんいせいしょく 雄と雌の性がそろっていなくても雌だけで子孫を増やすこと。植物ではセイヨウタンポポ、昆虫では社会生活をするハチやアリなどに見られる。
短糸状 たんしじょう 毛やトゲ、触角などが短い糸のようになっていること。
淡水産 たんすいさん 塩分(しおけ)のない真水(淡水)に住む生物。動物ならコイ、メダカ、トンボやカゲロウの幼虫。植物ならウキクサ、アオミドロなど。
断層 だんそう 土地(地盤)に地殻の動きで大きな力が加わり、割れ目ができてそこを境に上下、左右にあるいは斜めに食い違いが出来ること。
断層破砕帯 だんそうはさいたい 断層により大きな力が何度が加わっているうちに硬い岩石が砕け、粘土化したり、侵食されやすくなった帯状の部分。
断層破砕部 だんそうはさいぶ 断層破砕帯に同じ
地衣 ちい カビ、キノコなどの菌類のうち、子のう菌の仲間の菌糸体に藻類の仲間のクロレラやネンジュモなどが共生した複合植物の仲間。
地衣体 ちいたい 菌糸でつくられた葉の形や糸状をした菌類が外形をつくっている体のこと。ウメノキゴケやサルオガセなどを思い出そう。
地衣類 ちいるい 菌類は藻類に住み家と水を与え、藻類は養分の一部を菌類に与えて共生している植物の仲間。きびしい環境にも耐える。日本に約600種。
地下茎 ちかけい 地下に埋まっている茎でユリやジャガイモのように養分をたくわえたものが多い。長くのびてなかまをふやす。
虫えい ちゅうえい 昆虫が植物の体に卵を産み付け、かえった幼虫が育つ間に枝や葉にコブのようなものができる。ゴールとも言い、クリタマバチによるゴールは有名。
柱頭 ちゅうとう めしべの先端のこと。粘り気があったり先がはね状になっていたりして花粉を受け止めやすくしている。
中令 ちゅうれい 昆虫の脱皮では普通5〜7回行われるので2〜3回目の脱皮を終わった段階の幼虫のこと。
頂芽 ちょうが 茎や枝の先端につけた芽。開いて葉となる芽と、花になる芽などがある。
鼓滝 つつみがたき 生田川の布引の滝のうち、よく知られている雄滝から下流へ3つめの滝の名。
冬芽 とうが 夏から秋、枝先や葉の付け根のところにでき、冬を越す芽。
条紋 とうもん すじ状のもん。
軟毛 なんもう 昆虫の皮や植物のからだにつくやわらかい毛、ささやかであるが身を守るしくみのひとつ。古くなると減っていく。
肉状突起 にくじょうとっき 昆虫などの体の表面へ突き出た肉質のでっぱり(突起物)
二年生草本 にねんせいそうほん ナズナやホトケノザ、ハコベのように秋に発芽して幼い葉で冬を越し春に急に成長して花を咲かせること。越年草(えつねんそう)とも。
布引花こうせん緑岩 ぬのびきかこうがんりょくがん 市章山など六甲山の南側のふもと近くの花崗岩で、カクセン石を多く含む。白と黒のまだら模様に見えるので「黒御影」とも言われる。
媒介 ばいかい 一方から他方へ何かを仲立ちすること。ミツバチがアブラナの花粉媒介するというふうに使う。
白紋 はくもん 昆虫の体などについた白い紋(もん)。
破砕帯(弱線) はさいたい(じゃくせん) たび重なる断層運動のくり返しで、硬い岩盤に浸食が加わって崩れやすくなったところ。
発根 はっこん 種子や地下茎などから根を出すこと。
半寄生 はんきせい ヤドリギやママコナなどのように自分の根は頼りないので他の植物から栄養を補っている植物。共生の一つとも言える。
半常緑 はんじょうりょく モチツツジ、イボタノキ、スイカズラなどのように一部の葉が緑のままで冬を越す木のこと。
繁殖期 はんしょくき 生物が子孫を増やすための行動を起こす時期。昼間の長さやホルモンの働きで刺激されて引き起こされる。
尾角 びかく スズメガの仲間の幼虫の体の後ろから突き出た角状の突起物。どんな役目?人がみたら恐ろしげな感じ。
尾鰓 びさい 水生昆虫の幼虫の体のはしについた呼吸のためのしくみで魚のえらの役目をする。
披針形 ひしんけい イヌタデやユリのように幅よりずっと長い形をした葉。植物の種類わけをする時の大切な目じるしの一つ。
微生物 びせいぶつ 体が一つの細胞でできているような生物で、顕微鏡などで拡大しないと見えないような生物。
尾毛 びもう カゲロウ、カワゲラの幼虫やハサミムシなどのように体の後ろにある一対の突起物。振う、音、触れるなどを感じたりものをはさんだりする。
風媒花 ふうばいか スイバ、ヨモギ、スギなどのように花粉が風で運ばれてめしべの株頭につくような花。帰化植物のブタクサの花粉は花粉症を起こすと言われる。
羽化 うか 脱皮して成虫になること。胸が縦に割れて出てくることが多い。アブラゼミでは40分ほどかかる。
不完全変態 ふかんぜんへんたい バッタやカメムシのように蛹の時期のない成長のしかた。蛹の時期のあるチョウなどは完全変態と言う。
腐朽菌 ふきゅうきん サルノコシカケの仲間の菌類のように、材木を腐らせるキノコ類のこと。分解者の一つでもあり自然界での役目は大きい。
複眼 ふくがん 昆虫の頭にある一対の大きな目。とても小さな目が数多く集まっている目。きっと魚眼レンズで写した写真のように見えるのだろう。
腹菌類 ふくきんるい きのこのグループのひとつ、胞子を散らすまでは袋状に包まれている。例、キツネノチャブクロ、ノウタケなど
複合植物 ふくごうしょくぶつ ウメノキゴケやハナゴケのように菌類と藻類が共生して一つの植物のようになっていること。
複葉 ふくよう ウルシやアケビのように2枚以上の葉が集まって、羽状や手のひら状にまとまっている葉。ツバキやカシの葉は単葉。
腐植 ふしょく 枯れた植物。動物の排泄物や死体などが微生物や菌類、ミミズなどの小動物の働きで分解され黒っぽい色の物質に変化したもの。
腐植質 ふしょくしつ 腐植の含まれていること。複雑な物質であるからまだよくわかっていないことが多い。
腐植土 ふしょくど 岩石の風化により細かく砕かれた小石、砂、粘土だけでは植物を養う土にはならない。これらに腐食質が混ざって初めて土になる。それほど大切なものが腐植
腐生植物 ふせいしょくぶつ 生物の死体や排出物、それらの分解物を栄養分として生活する植物。ギンリョウソウやツチアケビなど葉緑素を持たない植物。
付着根 ふちゃくこん キヅタのようにつるから出るひげ状の根で木の幹や岩にくっついてよじ登ったり広がっていくのに役立つ。
腐敗動物質 ふはいどうぶつしつ 腐敗したものの中にはたんぱく質が分解した窒素成分などが多い。
腐敗物 ふはいぶつ 動物の死体や排泄物、植物の枯れたものなどが微生物により、酸素のないところで分解され窒素やイオウなどを含む気体が発生して悪い臭いや有害なものができる。
胞子 ほうし シダ類、カビ、キノコの仲間の子孫を増やす役目を持つ粉状をしたもの。発芽して仲間を増やすための新しい体を作る。
胞子のう群 ほうしのうぐん シダの葉の裏側につく、胞子をつくる袋のようなものの集まり。ソーラスともいう。その並び具合はシダの仲間の分類するときの大切なポイントとなる。
胞子葉 ほうしよう シシガシラやキジノオシダのようなシダでは胞子のう群だけをつける葉が普通の葉とは別になっている。実葉ともいう。
放線菌 ほうせんきん 細菌のひとつのグループ。動植物と共生して害にも益にもなる。種類が多い。
マント群落 まんとぐんらく 林をふちどる草のあつまりのそで群落よりも、さらに林に近いところに生えている低い木やそれにからむつる植物など。両方で林の中の環境を守る大切な働き。
無機化 むきか 生物や生物が作り出した複雑なものを微生物などにより分解されて、水や二酸化炭素、アンモニアなどの簡単な物質になること。
無機質 むきしつ 無機物の多い物質。生きていないもの。生き物の乏しい状態を例える時にも用いる言葉。有機質の反対。
無機物 むきぶつ 水、空気、岩石、金属、イオウ、リンなどの物質。これに対し生物の体を作っているたんばく質、脂肪、デンプン、糖類などは有機物という。
虫こぶ むしこぶ 虫えいと同じ。草や木の枝や葉をよく見て虫こぶをさがしてみよう。空き地や公園などでも見つかるよ。
無性芽 むせいが むかごといってヤマイモやオニユリなどの葉の柄の付け根にできる小さな玉や、動物ではヒドラの仲間のように、雄、雌の性の働きなしで仲間を増やすしくみ。
雌株 めかぶ 雌の性を持った株。おいしい実のなるヤマモモ、赤い実のつくモチノキなど。
木材腐朽菌 もくざいふきゅうきん サルノコシカケの仲間のように木を腐らせる菌類。
有機物 ゆうきぶつ 生物の体をつくっている成分のうち、乾いて蒸発していく水分と、火をつけると燃えてしまう成分を有機物をすれば、灰となって残る部分は無機物である。
蛹化 ようか チョウやカブト虫の仲間のように成虫とは形も体のしくみも暮らし方も全く違う幼虫が、成虫になる準備として最後の脱皮をして蛹になること。
葉芽 ようが 成長して葉や枝になる芽。茎の先につく頂芽からは茎を伸ばし、葉のつけねのわき芽は枝や葉になる。
葉こん ようこん 葉の落ちたあとかた。水や養分の通る管の形や数が読み取れる。あとかたはオニグルミのようにヒツジの顔に見えるものがあったりしてその観察はおもしろいよ。
蛹室 ようしつ 昆虫の蛹の入ってる部屋。イラガやカイコの繭、ミノムシの仲間のミノ状の袋などはよく知られている。
葉状地衣 ようじょうちい 岩や倒木などにくっついて葉のような広がりをしたコケ類。
葉肉 ようにく 空気や水蒸気の通り道やデンプンなどの養分をつくったり水を蓄えたりする葉の大切な部分が含まれている。
葉柄 ようへい 葉を枝や茎とで支える柄。植物により長い短いはいろいろ。
葉片状 ようへんじょう 葉のような形をした小さなかけら。コモチシダでは葉片状無性芽がつく。
葉緑体 ようりょくたい 植物の細胞の中にあって緑色のクロロフィルや黄色のカロチノイドなどの色を含みデンプンをつくるしくみが備わっているところ。
落葉高林 らくようこうりん 冬は葉を落としている背の高い木。例 サクラ・ケヤキ・コナラなど・・・
落葉低林 らくようていりん 人の背丈くらいの木で初夏から秋までは緑の葉をつけている。例 コバノミツバツツジ・ネジキ
落葉広葉樹 らくようこうようじゅ 広い葉を持ち冬は葉をつけていない木。年平均気温が6〜13℃あたりのところによく育つ木。ブナ、ミズナラ、カエデ、シデなど・・・
落葉樹 らくようじゅ 冬は葉を落とし冬芽で春のしたくをしている。多くは広葉樹だがカラマツ(神戸のは植えたもの)のように針葉樹のことも。
落葉小高木 らくようしょうこうぼく 落葉樹のうち高木と低木の間ぐらいの木。落葉亜高木ともいう。例 ネジキ・リョウブ
落葉つる性 らくようつるせい フジ・ツタ・アケビのように冬は葉をつけていないつる植物のこと。
卵塊 らんかい 昆虫やクモ、カエルなどが卵を数多く集めてひとかたまりにしたもの
卵のう らんのう 母虫が出した液で卵が包まれているもの。オオカマキリではフのような大きさ、形、硬さをしている。またゴキブリではさいふ型、クモでは丸い袋型。
落葉高木 らくようこうぼく コナラ、アベマキ、ケヤキのように背の高くなる落葉樹。六甲山地のものは15m前後になる。
離層 りそう 根から茎へそして葉へ栄養や水を運ぶ管が断たれ、落葉がはじまるもとになるところ。
離弁花 りべんか サクラやアブラナの仲間の花のように花びらが一枚、一枚離れてついている。花の落ち方を注意して観察しよう。
鱗翅目 りんしもく 翅をいじると細かいうろこ状の破片が散る。チョウやガのなかまのこと
林床 りんしょう 森や林の地表部分。低い木や草、コケ類が生え、土砂が流れるのを防ぐ大切な森の部分。
鱗片 りんぺん 葉や花の芽をおおっている魚のうろこ状をした葉の変形したもの。シダでは葉の柄にくっついたひげ状のもの。
臘物質 ろうぶっしつ 脂肪やアルコールの成分をふくみ、動物や植物の体の表面で乾燥や水、細菌の侵入を防ぎ、保温の役目をする。