神戸の自然シリーズ15 生田川の自然をさぐる
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左上:オオミノガ(ミノガ科)
 幼虫は食草としている樹木の葉や枝をまとってみのをつり、その中にすむ。ボロをまとい頭だけ出して散歩するさまはユーモラスである。

右上:チャミノガ(ミノガ科)
 上の方がやや角ばった円筒形をしていて、表に小枝をみのの全長とほぼ同じ長さにくっつけるのが特徴。
下:シバミノガ(ミノガ科)
 前の2種よりも小型で、イネ科の葉を縦長によそおう。年輩者ならこれこそ最もみのらしいものと思うだろう。枯葉とまぎらわしく、よく見ていないと踏みつけてしまうところだった。

ボロをまとったミノムシ

 離弁花目ミノガ科のなかまの幼虫は口から出す糸と植物の小片を重ね合わせてみのを作り、その中にはいって全幼虫期を過ごします。羽化した雄は交尾のために飛び出しますが口は退化しているのでえさをとりません。雌はウジムシ型をしていて、一生をみのの中で暮します。しかし、食物はとりつづけ産卵にそなえます。市街地の街路樹にもよく見られますので、その一生をくわしく調べてください。広食性ですので飼育も容易でしょう。

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