神戸の自然シリーズ15 生田川の自然をさぐる
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左上:ウグイスカグラ(スイカズラ科)
 春、暗い紅色の小さな花を下げる落葉低木で梅雨のころには水気の多い赤い実がなる。
甘く、食べられる。
右上:シロバナウンゼンツツジ(ツツジ科)
 半常緑の低木で、アカマツ林のほか暗い照葉樹林下にも育ち前者との違いが感じられる。

下:コバノミツバツツジ(ツツジ科)
 アカマツ林にともなう低木はなんといってもこのツツジ、同じツツジ科のアセビについで春先きに花を咲かせ、明るいアカマツ林を一層明るくしてくれる。

春のアカマツ林

 かつて、生田川沿いはシイやカシでうっそうと繁った森でした。人間の手が入り、度重なる災害などをへて現在の姿につくりかえられ、最近までアカマツ林が普通に見られる森でした。しかし、そのアカマツも建築用材としてはスギ、ヒノキに越され、そのうえ、マツノザイセンチュウの被害で枯れ木が続出し、アカマツの姿を見ることが少なくなってしまいました。いまはマツ枯れ防止対策が施され、やっと生き続けているかのようです。それには、野鳥をふやし、マツノザイセンチュウを運ぶマツノマダラカミキリの繁殖に圧力をかけることも大切ではないでしょうか。

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