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| IX.陸貝標本の整理法 |
標本作りが出来たら、種類分けをし、種名、産地、採集年月日などを記入したラベルをつけて保存をする。陸貝は特に産地がはっきりしないと標本としての価値を失うので、細かい産地を記入しておきたい。単に産地、「神戸」ではあまり意味がない。また採集年月日は、昆虫や植物とちがって季節に左右されずに採れる陸貝ではあまり意味がないようだが、一応、責任を持つ意味で書いておくと、あとで参考になることが多い。種類分けはあとで専門家に見てもらってもよいが、産地がしっかり書いてないと見てもらいにくい。
標本は大きい種類は標本箱に入れて分類順に並べるとよい。プラスチック製の小箱などが市販されているが、費用の点で大変であるのでチャック付のビニール袋を利用してもよい。大小各種あって貝の大きさに合わせられるし、袋に直接記入出来るようになっているものもあって便利である。小型種は管びんなどに入れ、ラベルも封入しておく。これらを分類上のグループ毎に大箱に入れておくとよい。
標本は各産地毎に形の大小、色帯の別など変異の状態がわかるように取りそろえたいものだ。なお幼貝は特別な場合を除き標本として適しないので、乱獲をしないためにも採集しないよう注意したい。
標本を保存して困るのは時間の経過とともに殻皮の色があせてくることである。できるだけ直射日光など光線に晒すことはさけ、光の入らない箱などに入れておきたい。
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