 |
 |
■サワガニ
|
 |

サワガニの住む
きれいな水(住吉川) |
| 石のあいだを歩きまわる |
|
|
サワガニ
甲らの幅は2.5cmくらいで、上から見ると甲らは丸味をおびています。表面は滑らかです。産地によって体色が異なり、淡灰青色、茶褐色、紫黒色の3基本型があります。
汚れのない水質を好み、山間部の渓流にすみ、そこで一生を終えます。わが国では流水域にすむカニでも、産卵時には海に下るのが普通で、海に下らない純粋な流水性のカニは、日本ではサワガニだけです(沖縄をのぞく)。カニは、ゾエア・メガロパという幼生期を経て成体になりますが、海に出ないサワガニは幼生期を卵の中ですごし、直接、小さなカニがふ化します。卵の数は少ないが、確実に育っています。このような稚ガニを抱いている個体は8〜9月中旬に見られます。
神戸の小中学生でサワガニを知っていたのは22.4%でした。
|
|
|
(カットは松阪龍雲さん)
|
 |
きれいな水の番人のサワガニ
水のきれいな川にしかすめないカニで、水の良し悪しをきめるのに使われるくらいです。サワガニのすむ川の水は○、すんでない川の水は汚れていて×です。
最近の水質汚染の影響をうけ、サワガニは減ったのではないかと予想して、調査をしました。子想に反して広い地域にサワガニが生息していました。今回の調査で生息していなかった川は地区では有馬川、有野川、八多川、長尾川など武庫川の支流、志染川(山田川)、西区の明石川、櫨谷川、伊川などの中流以下、垂水区の福田川、山田川、塩屋川などです。これらの水系に共通することは、本流には生息しないが、雑廃水の流れこまない枝沢にはすんでいることです。
旧市内では流れが山麓から住宅地に入l)、両岸と川底がコンクリートや石造の三面護岸になると,水はきれいでもサワガニはいません。これは巣がつくられないためです。
意外な例としては,鈴蘭台から流れる烏原川に生息していることです。この川は数年前まで、洗剤による白いアブクの汚れた川でしたが、現在は下水道が90数%に普及し、きれいになったので、サワガニがもどってきたのです。
|
|