神戸の自然シリーズ18 神戸の身近な生き物地図
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■アオスジアゲハ

アオスジアゲハのさなぎと
クスノキ
ヤブガラシで吸蜜する 夏,しめったところで吸水する

アオスジアゲハ
 黒い地に艶やかな青い斑紋がならんでいる、とても美しい蝶です。はねを広げたときの長さは8cm前後あります。雄・雌ともにはねの模様は同じなので区別しにくいのですが、雄には後翅の先が内側にそりかえり、内側に毛が生えます。

 ふつう年3回発生し、4月ごろ現われます。成虫は、きわめて速く飛び、なかなかつかまえられません。翅を小刻みに、ふるわせながらヤブガラシ・ヒメジョオン・ネギなどの花で吸蜜をします。

 雄は吸水性が強く、湿地や水溜りなどにクロアゲハ、アゲハなどといっしょに水を飲む姿をよく見かけます。

 幼虫の食事がクスノキ・タブノキなどで、卵を生むために街の中でも、これらの木のまわりでよく見かけます。

 本州・四国・九州・沖縄まで分布します。


アオスジアゲハ(幼虫)の好物はクスノキ
 神戸の町にはクスノキが多く、社寺林や街路樹に多く植えられています。そのクスノキの葉をこの幼虫が食べるので神戸に多いのです。今回の調査でも、市内の全域から報告がありました(北区と西区の空白域は未調査区)。

 ほかの蝶にくらべると採集しにくいためか、あまり飼育されません。しかし、食事のクスノキが身近にあるので飼育は十分期待できます。ヤブガラシ、ネギなどの花に吸蜜にやってきたときは採集しやすい。


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