神戸の自然シリーズ18 神戸の身近な生き物地図
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■ミンミンゼミ

樹液を吸うミンミンゼミ

緑の体が美しい
ミンミンゼミに似ているクマゼミ

ミンミンゼミ(成虫7〜9月)
 澄んだ声で鳴き、夏を感じさせるセミです。体長3.2〜3.9cm。親の先までの長さは5.5〜6.5cmの大型のセミです。体は丸くて短く、黒と緑の斑紋があるものから、黒地に緑色斑のあるものまで、いろいろです。翅は透明で体のわりに長いようです。

 真夏にアブラゼミより少し遅れて現われケヤキやサクラなどの幹にとまってミーンミーン…と大声で鳴きます。声をたよりに探してみますが、なかなか見つかりません。市街地よりもやや山麓にかけての所に多くいるようです。

 幼虫は、いろいろな樹木の根につき、産卵から数えて7年目に地上に現われ成虫になります。

 本州、四国、九州に分布しています。


かん高い鳴き声のミンミンゼミ
 真夏の暑い盛りの頃、ミーン、ミーンと高い声で鳴いています。声は、ほかのセミに比べてかん高いよく通る声です。このセミの声で夏を感じる人も多いことでしょう。でも、声の割には姿を見たり、つかまえたりするのが難しいセミです。

 鳴き声をもとにした今回の調査から、ほぼ全市域に広く分布しているのがわかりました。とくに山麓から山地にかけて分布する報告が多くきました。

 ミンミンゼミ、クマゼミ、アブラゼミなどは、神戸ではごく普通に見られます。しかし、ミンミンゼミは、ほかのセミに比べて少し高い場所で多くすむようです。山道を歩きながらどのあたりから、どのあたりまで、どのセミが鳴いているのか調査してみるのも面白い。神戸の平地にいるセミとしてはクマゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミなどで少し高くなるとヒグラシやツクツクボウシ、六甲山上ではエゾセミがすんでいます。抜け殻で種を見分けることもできます。

 神戸の小中学生でミンミンゼミを知っていたのは9.8%でした。


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