神戸の地層解説 神戸の自然シリーズ 神戸の大地のなりたちと自然の歴史 有馬層群(ありまそうぐん)
■有馬層群(ありまそうぐん)

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ビデオ解説1 2'06", MPEG1.

 有馬層群の解説を、丹生山のふもとの流紋岩 (りゅうもんがん) を背景に、地層先生が解説しています。
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ビデオの撮影場所


■見られるところ
 北区の丹生山地、有馬ふきんの山地。

■年代
 中生代白亜紀 (ちゅうせいだい はくあき:7,200万年〜7,500万年前)

■説明(地層の特徴)
 はげしい火山の活動によってふきだした流紋岩(りゅうもんがん)質の火山灰や火砕流(かさいりゅう)、溶岩がかたまってできた地層や火山岩です。
火山灰がかたまった凝灰岩(ぎょうかいがん)、まわりの岩石をとりこんでかたまった凝灰角レキ岩、火山からふきだした岩石と高温のガスが一緒になって地表を高速で流れ出す火砕流がかたまった溶結凝灰岩などいろいろな岩石でできています。
 マグマが地表でかたまった溶岩は火山岩(流紋岩)と呼ばれ、地層とはいえません。
 丹生山地は火山岩でできていますが、隆起したのはもっと新しい時代で火山とはいえません。当時、神戸ふきんだけでなく西日本全体がはげしい火山活動があったことがわかっています。地表にふきだしてかたまったのが有馬層群ですが、マグマが地下でそのままかたまったのが六甲山地をつくっている花こう岩です。

有馬層群の流紋岩が見られる露頭
神戸市北区山田町丹生山ろく

有馬層群の流紋岩
神戸市北区山田町丹生山ろく

有馬層群の流紋岩
神戸市北区山田町、志染川にけずられた丹生山の流紋岩。

有馬層群の流紋岩
神戸市北区山田町、丹生山ろく。


もっとくわしく調べてみよう

  1. 有馬層群のくわしい解説 (神戸の地層を読む2)

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