 |
 |
 |
■ネジキ
|
 |
16.ネジキ
六甲山地ではごく普通に見られる、高さ5メートルほどの落葉亜高木である。
幹は極端にねじれる性質があるので、初めての人でも樹皮を見ればすぐ見分けられる。この木の名は「捩じ木」に由来する。また、この木の炭は堅くて火がおこりにくく、おじさんが長時間火を吹き続けて、とうとう息が絶えてしまったということから、オジゴロシという信じ難い方言名もある。
一年日の若い枝の樹皮は、面白いことに秋には南側から紅色にかわりはじめ、木の葉が落ちるころには、全体が紅色にかわる。しかも光沢があることからヌリバシ(塗り箸の意)とも呼ばれている。冬芽も同じく紅色をしている。二年目以後の樹皮は灰白色にかわり、縦に裂け目ができはじめる。
実は互生し、卵状楕円形で先はとがっているが、基部はまるく、ときにほ心臓形のものもある。良さは5〜10センチ、幅は2〜6センチで、表面には毛はないが、裏面の基部近くには白い毛が密生している。
6月ごろ、前年の枝の腋芽から多数の花(総状花序)をつける。花ほ白く、短い柄があってつり鐘状にぶら下がる。花軸には小形の包葉がつくが早く落ちる。がくは5片、おしべは10本である。刮ハは直径3〜4ミリの扁平な球形で、上向きにつく。
|
|
|