加古川水系の水辺環境 デジタル化・神戸の自然シリーズ 神戸の水辺環境

淡河町青少年公園にある湿地
加古川水系の源(みなもと)を発する丹生山(たんじょうさん)には、湿地があちらこちらにあります。

 加古川水系は、六甲山地の北斜面、丹生山地などに源を発しています。六甲山地と違って丹生山地はあまり開発されていなくて、森の中の湿地がそのまま残されていて、そこには珍しい生き物たちがいます。

 川としては、淡河川、志染川(神戸市内を流れる部分を山田川と呼ぶことがある)、美嚢川(大沢川)などが中心です。志染川流域は宅地が多くなりましたが、淡河川は田園地帯のなかを流れる昔の川のイメージを残していて、水辺の生き物たちもまだ数多く生き残っています。ホタルのいる川もたくさんあります。

 山間につくられた小さなため池は、排水が入らないため、水がきれいで、生き物たちがたくさん息づいています。

 加古川水系一帯は、神戸市内では、山と水に育まれた豊かな自然が残されている地域です。

淡河川:この地点は神戸市を少しはずれた三木市内ですが、市内でも同様に田園を流れる川の景色が残されています。

志染川:1960年代の谷上周辺は、田園地帯の中に有馬街道と神戸電鉄が走っていただけでしたが、現在は大発展しています。

サギソウ:丹生山の湿地には探せばこういったものも見つかります。

ハッチョウトンボ:湿地に住む日本一小さなトンボです。丹生山地には健在です。

アカザ:清流のシンボルともいえる魚です。丹生山地の川にいましたが、今でもいるのでしょうか。

草谷川:神出町の北部から稲美町にかけて流れ出る小さな川です。いずれ加古川に流れ込みますが、水はよく枯れています。 ゲンジボタルの生息環境:水がきれいで、底に石がころがり、ほとりにコケの生えた石があり、土の岸辺があり、まわりに林があって、流れの上は開けた空間がある、といった環境を必要とします。