神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物
  前ページへ 目次へ 次ページへ
キクモ
空中の葉はキクの葉に似る

46.キクモ

 ゴマノハグサ科の多年草で、地下茎を伸ばし、密生する。茎は20〜60cmで沈水葉と空中葉との形の異なる葉をつける。水中にある沈水葉は細い糸状に全裂し、空中葉は裂片が深く裂け、キクの葉のようになる。花は8〜10月、葉のつけ根に生じ柄はなく、筒形で長さ6〜10mm、先はくちびる形になり、やや赤みをおびた紫色である。全体に香りがある。
 2つの形の葉をもち、キクモによく似た植物にフサモとタチモがある。生育環境も似ているので混同しやすいが、葉の形や花によって区別できる。
 自然状態の残る池や水田に生育し、山あいのゆるやかに深さの増す池に見ることができた。

前ページへ 目次へ 次ページへ