| そのほかの単子葉植物 |
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イネやカヤツリグサのように線形の葉でなく、幅広く、短いものもありますが、葉脈は必ず平行脈で双子葉植物のように網目状にはなりません。葉の形だけでなく、葉脈にも注意します。
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写真282、ツユクサ
9月、住吉川 |
写真283、ツユクサ
9月、住吉川 |
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■ツユクサ
朝早く咲いて、正午ごろまでには閉じる短命な花です。群れ咲いているところ(写真282)は目の覚めるような新鮮さがあり、知らない人はいません。
茎の先に2枚貝の貝殻のような形をした苞葉(ほうよう)があります。花びらは、苞葉の上によく目立つ藍色の2枚と、間に小さい膜質の1枚で計3枚、また、苞葉の反対の下側に、膜質で目立たないがくが3枚あります。おしべは長く突き出た2本と、そのすぐ上に短い4本があり、計6本です。このように単子葉植物の多くは、花のつくりが3の倍数になっています(写真283)。
めしべは長いおしべの間に1本だけ伸び出しています。
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写真284、ホテイアオイ
8月、西舞子4 |
写真285、タカサゴユリ
8月、松風台 |
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■ホテイアオイ
池や流れのよどんだところに生えるホテイアオイは、熱帯アメリカ原産の多年草で、観賞用として移入されたものが野生化しています(写真284)。
葉柄のもとの方が丸く膨らんで浮き袋となり、根元からつる状の枝を延ばして子株をつくり、あっという間に大群落をつくります。
水に有機物(草の栄養分)が豊富なところでよく増えますので、これが多いところは水の汚れがひどい、ということです。
■タカサゴユリ
道路や集合住宅などの法面(のりめん)に群生していることがあります(写真285)。台湾原産の多年草で、地下に鱗茎(りんけい:タマネギ状)を持っています。種子でも繁殖し、大きな群落をつくることがありますが、年により見られなくなることもあります。
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■ネジバナ
ビルの谷間の芝生地にまとまって生えていました。ラン科の多年草です(写真286)。
花は右か左にねじれて咲きあがっていきます。根は菌類と共生し、養分のやりとりをします。
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