タデのなかま

 
 「タデ食う虫も好きずき」の言葉があります。辛いのは、水辺に生えるヤナギタデのなかまで、葉を噛んでみると舌が「ピリッ」とします。栽培品の発芽して間もない若葉は紫赤色で刺身のつまとなります。いまから紹介するタデ科のなかまは辛くありません。
 

写真301、ミゾソバ
10月、住吉川
写真302、ボントクタデ
10月、住吉川


■ミゾソバ

 名のとおり、溝や水辺に群生しがちの1年草で、茎は地を這い節から根を出し、のち立ち上がります。葉柄にとげのあるのと無いのもあります。薄いピンクの花は控えめな美しさです(写真301)。


■ボントクタデ

 やはり、水辺によく生える1年草で、高さ1mほどになります。花は穂状で垂れ下がり、まばらについています(写真302)。



写真303、オオイヌタデ
10月、生田川河口
写真304、イヌタデ
10月、神仙寺通2


■オオイヌタデ

 水辺や湿地によく生え、よく枝分かれし、節が太くなる大型のタデです。6〜10月にかけ、小さな紅白の花をたくさんつけて穂状になります(写真303)。

 ヤナギタデは花をややまばらにつけ、長い穂状です。葉を噛んで辛くなければ、これとよく似た花のつけ方をするサクラタデです。


■イヌタデ

 水辺から離れた道ばたや田畑に生えます。茎のもとの方からよく枝分かれして、節から根を出し地を這い、のち斜めに立ち上がります。花穂は2〜4cmです(写真304)。



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