クチナシ (6月) −アカネ科−

 花は梅雨の季節に咲きます。白い花といいにおいが好まれます。つやのある葉もあざやかです。

 私にとっては小さいころ足のけがをして、父がどこからかクチナシの実をもらってきてすりつぶし、患部に貼りつけてくれたことを思い出す植物です。

1.常緑低木
  • 葉は対生し、長だ円形です。
  • 葉柄のつけねに托葉がつき、茎をつつみます。
  • オオスカシバ幼虫の食草で、すっかり葉が食べられてしまうことがあります。

[つぼみ、矢印はがく片]



[葉が育つ、2002.6.19.]

[神戸市中央区相楽園、2002.6.12.]

2.花
  • 6裂した白の花弁で、厚いです。
  • 6本のおしべと太いめしべがあります。
  • 細く長いがく片が6枚あります。

[2000.6.5.]

  • 受粉はスズメガ類によっておこなわれます。
  • 花は4−5日咲きます。あとはしおれて黄かっ色になります。(スイカズラもそうでした)。
  • 咲き終わった花の下から出した芽の先に花をつけるなどして順に咲きます。

[栽培、2002.6.12.]

[栽培2002.6.12.]

[黄褐色になりはじめた花、
栽培、2001.6.17.]


[八重のクチナシ]


 八重のクチナシが多く栽培されています。
 古くから多くの品種が栽培されていますが、花が小形で茎が横にはうものと、茎が立ち葉は大きく長いものに分けられます。

[栽培、2001.6.17.] [2002.6.25.]

[下:花の落ちたもの、2002.6.25.]
3.果実
  • 縦に6つの稜(りょう)のあるかなり大きな果実です。
  • 黄色から紅色に変化します。
  • 先端に細長いがくがついています。子房下位(しぼうかい)です。
  • 果実は口を開けませんが中に小さい種子があります。
[津名郡五色町、2000.12.12.]

[6つの稜がある、2000.12.25.]

[中の種子、200012.25]


4.利用・用途
  • 染料に、黄色の絵の具の代用にもなったようです。
  • 薬用に実をつぶし、小麦粉とねって打ち身やくじいた患部にはります。


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