専門的な言葉の解説

 白岩先生の植物教室に出てくる、植物や生物にかかわる専門的な用語を解説するページです。一部には日常で使われているものも含まれています。

 できるだけ簡単に書くように心がけましたが、それでも難しいかもしれません。ここで大切なことは、言葉を言葉で理解しようとすることに限界があるということを知ることです。自然に親しみ、たくさんの植物を観察することではじめて、それも意外と簡単に、専門的な言葉の意味が分かることがたくさんあるということです。

 言葉は文化だと言われますが、日本人が自然に親しむ文化を失うと、そういった自然を記述する言葉も失われていきます。専門的な言葉なんか勉強する必要がないと簡単にすませることなく、「自然を見つめる目が育つほど、それだけ自然を詳しく表現する『言葉』を必要とする」ということを再確認し、一つでも多くの言葉を身につけていきましょう。

 用語は読みの五十音順に並べています。より詳しい解説を別のページにしていることがあります。また本文中に詳しい解説がある場合もあります。こういった場合は用語の部分に下線が引かれていますから、そこをクリックしてページを開いてください。


言葉 読み方 説明
秋の七草 あきのななくさ 日本の秋に咲く代表的な草花のこと。ハギ、キキョウ、ススキ、ナデシコ、オミナエシ、クズ、フジバカマ の7種類。 
維管束 いかんそく 根から吸い上げた養分や水分が通る管(道管)や、葉でつくられた栄養分が通る管(師管)などがたくさん集まって束になった部分のこと。根、茎、葉の中を通っている。
一年生
(一年草)
いちねんせい 種子が発芽し、花が咲き、そして枯れるまでの一生を一年で終えること。そのような植物を一年草という。
遺伝子組換 いでんしくみかえ ある生物の遺伝子を取り出し、種類の異なる別の生物に入れて、新しい性質を持った生き物をつくること。
羽軸 うじく 葉身全体の軸になるところを中軸といい、さらにつけた羽片が切れこんだ葉をつける場合、その軸を羽軸という。
羽状複葉 うじょうふくよう 小葉が軸(葉の中心の軸)の両側に羽のようにつき、全体として1枚の葉を形成しているもの。
栄養葉 えいようよう シダ植物において、胞子をつけず、光合成をする葉
液果 えきか 中身に液をたくさん含む果実のこと。ミカン、モモなど、多くのくだものは液果である。
腋生 えきせい 葉腋(葉のつけ根)に生じること。
越冬芽 えっとうが 冬に成長を一時的に止めた状態にある芽のことで、冬を越すために特別にできる。
円すい花序 えんすいかじょ 多くの花序のうち下枝は上の枝より長い。花全体が円すい形になる。
生物をなかま分けしたとき、よく似たものをグループにする。よく似た種を集めたグループを「」といい、よく似た「」を集めたグループを「科」という。
外果皮 がいかひ 種子をつつむ部分を果皮といい、その果皮を三つに分けて、外側から外果皮、中果皮内果皮と呼ぶ。この一番外側の皮のこと。モモでいえば外側の皮。
外花被(片) がいかひ(へん) がく、花弁を合わせて花被というが、質や形が同じか似ている場合の外側にある花被(片)。
塊茎 かいけい 地中にある茎(地下茎)にでんぷんなどがたまって太った状態のものをいう。ジャガイモなどを思い浮かべればよい。
壊血病 かいけつびょう 歯ぐきから血が出たり、体がだるくなる病気。ビタミンCが不足するとかかるので、ビタミンCを含む食品を食べると予防できる。
花芽 かが(はなめ) 将来花になる芽のこと。
花冠 かかん 一つの花のはなびら全体を指す言葉。
角果 かくか 2心皮性のさく)果でたてに2片に割れるもの。
核果 かくか 水分を多く含む果実で、内果皮が木質化したもの(ウメ、サクラの果実など)。
殻斗 かくと 身近な殻斗の例としてはドングリの帽子がある。包葉)が融合して果実を抱くようになったおわん状のものを指す。
がく片 がくへん がくをつくっている一枚一枚の片のこと。
花茎 かけい 地下茎から直接出て花だけつける茎のこと。
果梗 かこう 果実のつく柄。
飾り花 かざりばな アジサイなどの、おしべもめしべも持たない花のこと。中性花と同じこと。
花糸 かし おしべのやく(花粉を入れるふくろ)についている柄のこと。
花軸 かじく 花柄を分枝している中央の茎の部分を指す言葉。
花序 かじょ 花の付き方は種類によってだいたい決まっている。花序とは、この花の付き方を指す言葉。
花穂 かすい 一本の軸(花軸)に群がるように付いているような花全体を指す言葉。
花托 かたく 花柄の上端で、花弁・めしべなどをつける部分のこと。
花柱 かちゅう めしべの一部で、柱頭子房との間の円柱状の部分のこと。
果肉 かにく 液果のうち食べられる部分のことで、液を多く含む。
花盤 かばん めしべの付け根(基部)をとりまく肉質のみつを出すところ。
果皮 かひ 果実のうち、種子を包む部分のこと。内果皮中果皮外果皮に分けられる。モモなどのくだものはこのうち中果皮を食べている。
花被 かひ 花冠とがくの区別がつかないような花において、これらをまとめて花被(かひ)とよぶ。
花被片 かひへん 花冠とがくの区別がつかないようなとき、これらをまとめて花被(かひ)という。花被片は花被の一つ一つの片のこと。つまりはなびらまたはがく片のこと。
株立ち かぶだち 一つの根から数本の株が出ること。
花柄 かへい 花軸から分枝し各々の花をつけている柄の部分のこと。
花弁 かべん はなびらのこと。
仮おしべ かりおしべ 形は残っているが退化して花粉をつくらなくなったおしべのこと。
果鱗 かりん 球果につく鱗片。
冠毛 かんもう タンポポやその他のキクのなかまの植物で、果実の上端にある毛状のもの。がくが変形したもので種子をまき散らすのに役立つ。
擬越冬芽 ぎえっとうが 越冬芽のように見えるがそうでないものをいう。
帰化 きか もともとその国にいなかった生物が、外国から入ってきてその国で繁殖できるようになった状態。
偽果 ぎか 子房以外の部分が子房といっしょになってできた果実のこと。イチジクやナシなど。
気孔 きこう 葉の表面にあって、空気が出入りをするための、閉じたり開いたりできるあな。
気根 きこん 空気中に出ている根で、酸素や水分を取り込む。
気室 きしつ 空気の入った部屋。
寄生 きせい 他の生物から栄養分を横取りして生活すること。
擬包膜 ぎほうまく 葉の縁が反り返り、縁につく胞子のう群を筒む膜状のもの。
球果 きゅうか 果実のように鱗片で種子をおおうもの。
休耕田 きゅうこうでん 耕作を休んでいる田んぼのこと。
きょ がくやはなびらの基部にある袋状の突起のこと。中にみつせんがある。
鋸歯・きょ歯 きょし へんぺいな葉の縁につくノコギリ状のきざきざのこと。
菌類 きんるい キノコやカビのなかまをまとめて菌類という。
クローン くろーん ある個体の体の一部から、あるいは個体の分裂などによって殖えた、まったく同じ遺伝子を持つ個体のこと。さし木やイモで増やすことはクローンをつくることである。
群落 ぐんらく 同じ場所に生育しているさまざまの種類の植物を、全体として一つのまとまりとしてみたもの。
合弁花 ごうべんか 一枚一枚のはなびらが根本で融合しているような花。
黄葉 こうよう 黄色く色づく葉の状態。
紅葉 こうよう 赤く色づく葉の状態。
互生 ごせい 葉が一カ所から一枚ずつ、たがいちがいに出ている状態。
根茎 こんけい 根のように見える茎(地下茎)のことをいう。地中で横にのびる。ハスのレンコンの部分など。
根りゅう菌 こんりゅうきん 根に根りゅうという粒のような物をつくり、その中に入りこんだ菌。
細胞 さいぼう 生物体をつくっている単位のこと。すべての生物は細胞が一つ、あるいはたくさん集まってできている。
細胞壁 さいぼうへき 植物にしかなく、細胞を包む堅い構造物。
さく 刮ハともいう。果皮が乾燥して縦に割れて種子をまき散らすような果実のこと。ホウセンカを考えればよい。
3倍体 さんばいたい 細胞の中にある染色体の形や数は、生物の種によって決まっている。そして細胞によって、このひとそろいのセットを、1セットつしか持たないもの(1倍体)、2セット持つもの(2倍体)、3セット持つもの(3倍体)などがある。卵や精子(花粉)をつくってふえる生物のからだの細胞は通常2倍体である。植物などではこれを人工的に3倍体にした品種があって、これらは通常種ができない「種なし・・・・」になる。
散房花序 さんぼうかじょ 花は多数で、全体は円すい形を逆さにした形になる。柄がつき互生するが下の花の柄ほど長い。
自家受粉 じかじゅふん 花粉を、その花粉を取ったのと同じ個体のめしべにつけること。
4強雄ずい しきょうゆうずい 6本あるおしべのうち4本が長いこと。
シダ植物 しだしょくぶつ 根・茎・葉の区別はあるが、花を咲かせず、胞子で殖える植物のなかま。
子房 しぼう めしべの根元にあり、将来果実になる部分のこと。
子房下位 しぼうかい 子房の上部にがく,花弁がつくような位置関係のこと
雌雄異株 しゆういしゅ オスの株(おばなしか咲かせない)とメスの株(めばなしか咲かせない)が別々に分かれていること。
集散花序 しゅうさんかじょ 最初の花は軸の先端につき、その下から出る側枝に次の花をつける。これをくり返して次々に花がついていくような花の付き方のこと。
主根 しゅこん 発芽の時に一番はじめに出てきた根がそのまま太った根のこと。
宿根 しゅっこん 根を地中に残したまま戸外で冬越しして春に成長を始めるような植物のことを宿根草(しゅっこんそう)という。この語は、特に園芸品種に対して使われることが多いが、山野草にも使われる。宿根とはそういった植物の根のこと。
受精 じゅせい 動物では精子が卵と合体することをいうが、植物では花粉の中の精子に相当する細胞とめしべの中にある卵に相当する細胞が合体することをいう。
受粉 じゅふん 花粉がめしべの柱頭につくこと。
小花 しょうか キクのなかまに見られるように、たくさんの花が集まって一つの大きな花(頭状花)をつくる場合、その一つ一つの小さな花を指す。小花はそれ一つで花としての構造を持っている。
殖芽 しょくが 無性芽(むせいが)ともいう。芽が落ちて新しく育つ。
集合果 しゅうごうか 単果(1つの果実)が集まってできた果実。
小穂 しょうすい イネのなかまなどで穂状に1〜数個の花をつけている部分。この小穂がたくさん集まってさらに大きな穂状の花になっている。
小葉 しょうよう 複葉をつくっている一つ一つの葉のこと。
照葉樹 しょうようじゅ 年間を通して緑色の葉を持ち(常緑)、葉が平たい植物(広葉樹)のこと
照葉樹林 しょうようじゅりん 照葉樹が主体となった樹林のこと。
常緑 じょうりょく 年間を通じて緑色の葉を持つこと。
食草 しょくそう チョウなどの昆虫が好んで食べる植物のことをその昆虫の食草という。
心皮 しんぴ 植物のさまざまな器官は葉が変形してできたものと考えられている。心皮は、めしべをつくりあげるもとになる葉と考えればよい。つまり、心皮と呼ばれる、もともと葉であったものが、形を変えて、子房花柱柱頭になる。
針葉樹 しんようじゅ 針のような形をした葉を持った木。(広葉樹にたいして)
ずい ずい 茎の中心になる組織で、そこは維管束で占められていない。ずいがなくなると中空になる。
穂状花序 すいじょうかじょ 伸びる花軸に柄のない花が軸にほぼ均等に多くつく花のつきかたのこと。
水中葉 すいちゅうよう 水生植物のうち、葉を浮かせたり(浮葉植物)、空中に出す(抽水植物)において、水中に沈んだ状態で出ている葉のこと。
生殖細胞 せいしょくさいぼう 花粉の中にある精細胞やめしべの中にある卵細胞など、将来合体して新しい個体をつくるもとになる細胞のこと。
石果 せきか 核果ともいう。果実に核(最もかたい)を持つもの。
石化 せきか 茎の一部が異常に平らになるようすのこと。帯化ともいう。
舌状花 ぜつじょうか 舌のように細長い形をしたはなびらを持った花のこと。
全縁 ぜんえん 葉の縁に鋸歯や切れ込みがない。
腺体 せんたい ねばねばした液を出す腺をつけるところ。
腺毛 せんもう ねばねばした液を出す腺があって、先がふくらんでいる毛。
そう果 そうか 果実の中に一つの種子しかなく、開かないもの。
総状花序 そうじょうかじょ 伸びる花軸に柄がある花が軸に均等に多くつく花のつきかたのこと。
総状花穂 そうじょうかすい 柄のない花が軸にほぼ均等に多数ついたもの。
総包 そうほう タンポポなどキクのなかまの頭状花の基部にあり全体を包むような構造物のこと。
総包の外片 そうほうのがいへん 総包のうち外側にあるもの。
総包の内片 そうほうのないへん 総包のうち内側にあるもの
ぞく 生物をなかま分けしたとき、よく似たものをグループにする。よく似た種を集めたグループを「属」という。
束生 そくせい 同じところから束で出る。
側脈 そくみゃく 主脈から出て葉の縁へ向かう脈のこと。
袋果 たいか 1心皮のもので、果皮が熟すと縦に割れる果実のこと。モクレン、シキミ、ボタン...など。
帯化 たいか 茎の一部が異常に平らになるようすのこと。石化ともいう。
台木 だいぎ 接ぎ木をするときの台にする方の木、つまり根がついている木の部分。
対生 たいせい 葉が1つの節から2枚出るようなつきかた。
体内時計 たいないどけい 生物の体内に、外界とは無関係に、自律的に時間を測定するしくみがあることが知られており、これを体内時計という。
大胞子葉 だいほうしよう めばな(めすの胞子)のつく葉。
たく葉・托葉 たくよう 葉の付け根に生じる突起状、あるいは葉状の構造物。
多型 たけい 同じ種でありながら、体のある部分の形や色などが、個体によって違って現れてくること。
多心皮類 たしんぴるい 多数の心皮よりなる果実のこと。
多年生
(多年草)
たねんせい 二年以上にわたって生存することで、その植物のことを多年草という。
単為生殖 たんいせいしょく 受精することなく、卵細胞だけから発生して一人前の個体になること。
短枝 たんし 節の間がつまって短い枝に何枚かの葉のつく枝。
単葉 たんよう 複葉に対して、葉身が一枚の続いた面の葉。
地衣類 ちいるい 岩石や樹皮上などにはりつくように生育する、菌類と藻類の共生した植物のこと。
地下茎 ちかけい 地中にある茎のこと。
地上茎 ちじょうけい 地上にある茎のこと。
中果皮 ちゅうかひ 種子をつつむ部分を果皮といい、その果皮を三つに分けて、外側から外果皮、中果皮、内果皮と呼ぶ。中果皮はモモなどでは食べる部分である。
頂生 ちょうせい 茎などの軸の先に花や芽がつくこと。
中性花 ちゅうせいか おしべやめしべが退化してなくなってしまい、種子をつくることがない花。アジサイの飾り花などのこと。
柱頭 ちゅうとう めしべの先端部のことで、ここに花粉がつく
虫媒花 ちゅうばいか 昆虫によって花粉が運ばれ受粉する花のこと。
鳥媒花 ちょうばいか 鳥によって花粉が運ばれ受粉する花のこと。
長枝 ちょうし 節の間が長く枝全体が長くなる枝。
頂部 ちょうぶ ジャガイモにおいてはイモと茎がついていた部分。
つぎ木・接ぎ木 つぎき 植物の枝などを切り取り、近いなかまの別の種類の植物の茎に接続して育てる方法。台になる根のある方を台木、上に接ぐ方を接ぎ穂という。
つばさ 葉柄の部分にある平たく広がった構造物のこと。
低木 ていぼく 成長しても1〜2m程度の高さにしかならない樹木。
適応 てきおう 置かれた環境など、その情況によくかなうこと。結果としてその環境の中で生き残る可能性が高くなる。
頭花 とうか たくさんの小花が茎の先端部に集まって大きな一つの花のようになったものをさす。
筒状花 とうじょうか はなびらが根元で融合し筒状になった部分を持つ花のこと。
藤本 とうほん つる植物一般のこと、またつるのこと。
内果皮 ないかひ 種子をつつむ部分を果皮といい、その果皮を三つに分けて、外側から外果皮中果皮、内果皮と呼ぶ。種子のすぐ外側にある部分。
内花被(片) ないかひ(へん) がく、花弁を合わせて花被というが、質や形が同じか似ている場合の内側にある花被(片)。
はい 卵細胞が分裂して育っている途中のものをいう。植物では、特に種子の中にあってまだ形のはっきりしない時期のものを指す。
胚軸 はいじく 2枚の子葉が分かれていて、その下の根までの部分。
胚珠 はいしゅ 受精によって、その内部でを形成。成熟して種子となる器官(胚心)。
杯状花序 はいじょうかじょ 先端につく花が、さかずき状の総包に包まれるもので、花序が一つの花に見える。
胚乳 はいにゅう 種子の中に栄養分を蓄えるための特別な部分。
白亜紀 はくあき 地質時代 (地球の歴史をはかるための時代区分) の区分で、中生代最後の時代。このころからきれいな花を咲かせる被子植物が栄えてきたとされている。
花の穂 はなのほ 花穂のこと。
春の七草 はるのななくさ 日本の春に咲く代表的な草花。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ が春の七草。
半下位 はんかい 子房の中部から上でがく,花弁がつくような位置関係のこと(アジサイのもの)
半寄生 はんきせい 寄生しながらも自分自身で栄養分をつくるような生活をすること。
半落葉 はんらくよう 年や株によって、落葉するか、または葉をつけたまま冬を越すこと。 
皮目 ひもく 樹木の樹皮にあって空気を通す部分。
品種 ひんしゅ 人が野生の生物を改良してつくった、野生には存在しない性質を持った種類のもの。犬を考えればよく分かる。
品種改良 ひんしゅかいりょう 品種にさらに手を加え、人に役立つ新たな性質を持った生物につくりかえていくこと。
ふ入り葉 ふいりば 緑の中にしろいまだらもようが入った葉。
風媒花 ふうばいか 風によって花粉が運ばれる植物。一般に花粉を大量にまく。
副花冠 ふくかかん スイセンなどで、花冠の内側にあって花冠に見える構造物のこと。
副がく片 ふくがくへん がくの外側にあるがく状のもの。開花前の花を保護する。
複葉 ふくよう 二枚以上の小さな葉(小葉)からなる葉のことで、全体で一枚の葉と考えられるもの。アケビ、マメの仲間などに見られる。
浮遊性 ふゆうせい 根を水底におろさず、水中にある状態の水生植物。
閉花受精 へいかじゅせい 閉鎖花の内部で自家受粉して受精すること。
閉鎖花 へいさか 花を開かずつぼみだけの状態で終わる花のこと。
変異 へんい 同種の個体どうしの間で、違った性質や状態をあらわしていること。
変種 へんしゅ その種の基準となる形や色と少し違った形や色を持つ集団、あるいはそれにする個体のこと。
ほう 芽やつぼみをつつむような構造物のこと
訪花昆虫 ほうかこんちゅう 花粉やみつを求めて花を訪れる昆虫のこと。
胞子 ほうし 新たな個体をつくり出すもとになる細胞で、ふつう袋のなかにできる。発芽後雄・雌両方の器官をもったものと、雄・雌の器官が別々のものがある。シダやコケ、またカビ・キノコなどが持っている。
胞子のう ほうしのう 胞子を入れている袋状の構造物。
放射相称 ほうしゃそうしょう 生物をある方向から見たときに、対称軸が3本以上見いだせるような形を持つとき、放射相称という。ヒトデなどを考えるとよくわかる。
胞子葉 ほうしよう シダ植物胞子をつける葉のこと。
包鞘 ほうしょう 総包に相当するもので、非常に固くなったもの。 
房状花序 ぼうじょうかじょ 花は多数つくが柄があり、軸にほぼ同じようにつく。アブラナを参照するとよい。
包膜 ほうまく シダ植物胞子の集まり(胞子のう群)を包みこんで保護する膜のこと。
包葉 ほうよう と同じ意味。つぼみや芽をつつむ構造物のこと。
包鱗 ほうりん 花芽を腋にもつ普通葉よりずっと小型になった葉のこと。
ほふく茎 ほふくけい 地面をはうように伸びる茎のこと。
ほふく枝 ほふくし 主茎のつけ根の節から出て地表を水平にのびる枝。
無性芽 むせいが 栄養分をたくわえて太った芽で、落ちて新しい個体が生まれる。むかご
むかご むかご 栄養分をたくわえて太った芽で、落ちて新しい個体が生まれる。無性芽
め球果 めきゅうか め花をつける球花。
葉腋 ようえき 葉が茎にくっついている根本の部分のこと。
葉芽 ようが 将来、葉をつくる芽のこと。
幼芽 ようが 発芽し新しく出た芽でそれが成長していく。
葉茎 ようけい 葉と一体になった茎のこと。
葉身 ようしん 葉の平たい部分を指す。
葉枕 ようちん 葉の付け根にあって、内部の圧力を調節して葉を動かすことを可能にした部分。
葉柄 ようへい 葉身と茎をつなぐ柄の部分。
葉脈 ようみゃく 葉身内を走る維管束の部分。
よく カエデなどの種子についている、つばさ状の構造物で、風を受けて飛びやすいようになっている。
翼果 よくか を持った果実。
裸花 らか がくやはなびらのない花のこと。
ランナー らんなー 走出枝ともいう。親の茎の節から出て水平方向に伸びる。
離層 りそう 落葉するときに、葉柄の付け根にできる特殊な部分で、ここから葉が離れて落ちる。
両性花 りょうせいか おしべとめしべの両方を持つ花のこと。おばな、めばなと分かれているものは単性花という。
鱗茎 りんけい 地下茎の一種で、地下の茎のまわりにたくさんの葉が重なるようにしてでき、そこに栄養分が蓄えられたもの。タマネギなどを考えるとよい。
林床 りんしょう 林の中の地面部分を指す言葉。
輪生 りんせい 葉が茎の一カ所から3枚以上出ること。
鱗片状鞘 りんぺんじょうさや 鱗片状でさやのようにまく。
ロゼット ろぜっと 根のすぐ上から何枚もの葉が出て、地面に接するように放射状に広がったもの。
若菜 わかな 早春に芽生える食用になる草のこと。特に春の七草を指すこともある。
わき芽 わきが 葉腋の部分から出てくる芽のこと。

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