専門的な言葉の詳しい解説
細胞(さいぼう)、細胞壁(さいぼうへき)、気孔(きこう)
オオカナダモの葉の生きた細胞
(微分干渉顕微鏡)

ツユクサの葉の裏面にある気孔
(微分干渉顕微鏡)
核はふつうは染めないと見えません。
(写真提供 青木典司)


 植物に限らず、動物も含めてすべての生物の体は、細胞(さいぼう)という単位から成り立っています。細胞が1個だけの生物(単細胞生物(たんさいぼうせいぶつ))もいますが、目に見える大きな生物はすべて細胞がたくさん集まって体ができています。こういった生き物を多細胞生物(たさいぼうせいぶつ)といいます。

 細胞の中にはいくつかの構造物が入っています。(かく)という、中に遺伝子(いでんし)をおさめたもの、葉緑体(ようりょくたい)という、中で光合成(こうごうせい)が行われているものなどが生きた部分です。一方細胞の中で不要になったものは液胞(えきほう)として細胞内に置かれています。また植物には、細胞のまわりに厚い細胞壁(さいぼうへき)があります。

 細胞を観察するには水草の葉がいいです。オオカナダモなどの葉は細胞が2層しかなく、すけて見えるので観察しやすいです。

 ツユクサの葉の裏がわの表面のうすい部分をはぎ取って顕微鏡で見ると、気孔(きこう)が見えます。くちびるのようにも見えますが、この2つの細胞を孔辺細胞(こうへんさいぼう)といいます。乾燥条件や時間によって閉じたり開いたりします。ここから水分を蒸発させたり、酸素を放出したり、また二酸化炭素を取り込んだりしています。


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