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| 13.スジグロシロチョウ /シロチョウ科 |
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モンシロチョウに似るが翅脈上に沿って黒色鱗粉があり区別は容易である。次種エゾスジグロシロチョウとは日本の蝶の中でも最も区別の困難なもののひとつで、同一地方産、同時期の個体を多数比べる必要がある。区別点についての目安はエゾスジグロシロチョウの項で解説する。春型はやや小さく、表面の黒色部の発達は悪いが逆に裏面の脈にそう黒色条は発達する。
モンシロチョウのように広く開けた田畑に出ることは少なく、山道、林の縁、山間の田の周辺に見られ、棲み分けが明瞭である。ゆるやかに飛翔し、花を訪れる。夏ではアザミ、オカトラノオなどに多い。山地の早春では晴天の日だけしか活動しないが、夏は曇っていても盛んに活動する。
年4〜5回の発生とみられる。低地では3月中旬より、六甲山上では4月中句より出現し、低地では10月末頃まで見られる。季節による発生の消長は、モンシロチョウほど極端でなく、六甲山上などではかえって夏の方が数が多い。蛹で越冬する。
野生のアブラナ科につくことが多く、イヌガラシに例が多い。野菜につくことは少ないが、飼育ではモンシロチョウとほぼ同じものが利用できる。
エゾスジグロシロチョウとの棲み分けや生態の違いなどまだ十分に調査をしていないが混棲地でもエゾスジグロシロチョウは稀である。
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