神戸の自然シリーズ8 神戸の蝶
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 31.クロシジミ /シジミチョウ科


 裏面の斑紋から似た種との区別は容易である。雄は表面に鈍い紫色の光沢を持つ。雌は表面は暗褐色、大型で翅型が丸味をおびる。神戸には広く分布するが、年による個体数の変化が大きい。かつて高取山中腹には多産したが現在では少ない。北区山田町の未開発地の雑木林の縁や山道は現在も有望な所である。再度山の一部、布引付近、六甲山中腹、西神戸の丘陵地の雑木林などにも発生地がある。

 雄は夕刻近くになると樹上の葉に止まり、近くを飛ぶ蝶を追って活発に飛び立つ占有性を見せる。昼間は路傍を低くゆるやかに飛ぶ。

 年1回、6月下旬から発生し、8月頃まで残る。 

 幼虫で越冬する。食草はクヌギであるが、3令以後はアリの巣の中でアリと共生生活に入ることは有名である。


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