神戸の自然シリーズ8 神戸の蝶
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 32.ベニシジミ /シジミチョウ科


 他に似た種類はない。雌は雄にくらべ翅型が丸味を帯びる。夏型は地色が暗色となり、黒斑が不明瞭になる。

 西神戸の田園に数が多いが、明るい草地や路傍では普通の種である。

 路傍の草の上を低く飛び、飛翔は速いが、すぐ草上に止まる。早春は日中の暖かい時に活動がみられる。タンポポ類シロツメクサ、キツネノボタン、ヒメジョオン等、各種の草の上で吸蜜する。雄は占有性を見せ、草の葉上に静止して他の蝶を追って飛び立つのがみられる。

 発生回数は神戸の低地ではおそらく5化以上と見られる。第1化は春分に先立って3月上旬より羽化する。6目上旬頃から夏型の発生を見るが、秋冷と共に春型に近い色彩になる。成虫は11月いっぱい見られる。

 幼虫で越冬する。

 食草はタデ科でおもにスイバギシギシ


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