神戸の自然シリーズ8 神戸の蝶
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 39.ウラギンシジミ /ウラギンシジミ科


 翅の裏面は美しい銀白色、特異な翅型で、他に似た種はない。雄は翅表面の斑紋が赤橙色、雌は青白色で区別は容易。夏発生するものは翅端が丸味を帯び、斑紋が暗くて小さい。

 神戸には各地に普通に見られるが高い山には少ない。

 飛翔は活発で雄は一定区域を旋回しては葉上に止り、近くに来た蝶を追飛し、同種の雄を遠くまで追って飛び立つ占有性が見られる。

 秋には腐熟したカキによく集る。獣糞や汚物にも来る。湿地で吸水することもある。他の蝶にくらべて訪花性は少ない。

 年3回の発生と見られ、第1化は6月頃、第2化は7〜8月頃、第3化は9〜11月頃に現れ、秋の個体数が多い。越冬は成虫で行なうが雌だけが残るようで、越冬中、越冬後の雄はまだ見ていない。

 幼虫はフジ、クズなどマメ科植物の花、未熟な実を食う。


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