淡水魚Q&A ブラックバスやブルーギルの問題って何ですか?
 
■Q4.ブラックバスやブルーギルの問題って何ですか?

■A4.
 ブラックバスやブルーギルという魚が、今、テレビや新聞で話題になっています。どうしてそのようなニュースになっているかというと、これらの魚は、そこにすむ魚や他の生き物たちに大きな影響を与えているからです。

 ブラックバス(オオクチバス)に例をとって説明します。北米から移入されたブラックバスは、日本の各地の湖や池に放流されました。ブラックバスが棲みついた湖や池では、そこにすむ生き物たちの生態系に、重大な影響を与えてしまいました。この魚の持つ魚食性と繁殖力の強さで、小魚や甲殻類などが激減してしまったのです。

 このため、琵琶湖のように漁業を営む人たちにも深刻な影響をもたらしています。漁業権や昔から棲んでいた魚たちを守るために、ブラックバスを害魚として追放しようという運動が起こっています。

 しかし、一方で、ブラックバスは、釣り人たちに絶大な人気があります。釣り針にかかったときのその強い引きのためにバス釣り人口は爆発的に増え、今では「バスフィッシング」の専門雑誌が出ているなど、社会的に無視できないほどの支持があります。そして、最近では、生態系保護のため、キャッチアンドリリース禁止の訴訟にまで発展しています。

 自然の生態系を破壊する一方で、大きな経済効果をもたらすこれらの外来魚をどうするか、多くの人々の関心事となっています。

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