神戸の自然シリーズ15 生田川の自然をさぐる
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上:ベニシジミ(シジミチョウ科)
 ギシギシの葉を食べて成長、緑色のものは前蛹で、蛹は灰緑色をしているほう。約10日ほどで羽化する。3月下句ごろから羽化しはじめ、年に5〜6回発生する。卵は、中央の精孔部がへこんだまんじゅう型で、この科の特徴となっている(6月)。

左下:オオチャバネセセリ
 夏のヒメジョオンにくる(8月)。

右下:ベニシジミの成虫
 ハルジョオンで吸蜜しているところ。成虫は日あたりのよいところを好み、敏しょうに飛びまわるが、すぐとまるくせがある(5月)。

帰化植物で育つチョウ

 旧ゴルフ場跡は低い山地の中の草原をおもわせます。チガヤが白い穂を出し、ミヤコグサが黄色の花をつけ古くからの在来種も健在ですが、荒地や空地に多いセイタカアワダチソウやヒメジョオン、メリケンカルカヤなどの帰化植物が優勢となっています。この草原ではどんな昆虫たちと出会えるのでしょうか。

 ここではセセリチョウのなかまやジャノメチョウのなかまの幼虫が、ヒロハノウシノケグサやメリケンカルカヤなどのイネ科の帰化植物を食べて育ち、その成虫であるチョウたちも多く、彼らもまた帰化植物であるヒメジョオンの花の蜜で生活しているのです。

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