神戸の自然シリーズ15 生田川の自然をさぐる
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眠り上手のヒオドシチョウ

ヒオドシチョウ(タテハチョウ科)
 左上:イタドリの葉につりさがっている垂蛹。とげ状の突起で武装しているように見える。表に白い粉をおおっている。蛹こ触れると元気よくうち振る。

右上:終令幼虫。食草のエノキを離れ、蛹化場所にむかうところか。刺状突起を出し、おそろしげな格好をしているので、はじめての人ならびっくりする。

下:飼育ケースで羽化したヒオドシチョウ
 6月中旬ごろに羽化するが、発生は年1回で羽化後、ウツギなどに来て蜜を求めているが、やがて夏眠にはいり、秋、しばらく活動し再び冬眠するという休み好きのチョウ。

 羽化する際、体内の老廃物を排出するためか血のような体液がしたたりおちるのでびっくりさせられる。なお、敵に触れられると、死んだふりをする昆虫があるがヒオドンチョウはチョウのなかまでは珍しく死んだまねをする。あるときせっかく、飼育して羽化させた成虫にまんまとだまされ、くやしい想いをしたことがある。

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