神戸の自然シリーズ15 生田川の自然をさぐる
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左上:若い幼虫は集団で生活する。
    食草はマサキ(ニシキギ科)

上中:体がナマコ型の終令幼虫。

左下:ミノウスバの産卵行動
淡黄色の粟つぶほどの卵を産みつけ、自分の体毛を抜いてかぶせている。冬の寒さもこれでOK。
右上:段ボール紙のすき間で蛹化しているが自然界では枯れ木の樹皮のわれ目にみつかることがある。

右下:秋に羽化するミノウスバの成虫(マダラガ科)
腹端に毛を密生している。

ミノウスバの一生

 山にはいっていきますと、コマユミ、マユミ、ツルウメモドキといったニシキギ科の低木にあいますが、4月、これらの葉をよく見ると写真のような幼虫をみつけることができます。生垣につかうマサキにも発生します。

 この幼虫は、ショックを与えるとクモのようにロから糸を引いて「ツー」と垂
れ下がり難をのがれるくせがあります。5月の終りには蛹となり長い夏を蛹のままで過ごし、秋も深まるころに羽化し年に1度だけの発生です。産卵は初冬を感じさせるころ、日あたりのよいところで幼虫の食草に産みつけます。

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